ミニ四駆作ってみた

ミニ四駆に復帰していろいろと。

ミニ四駆作ってみた〜その482「ジャパンカップ2022東京1D参加」

開催されました、ジャパンカップ!

東京初戦、参加してきました。

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前週にフォースラボでセッティングは出していて、少し垂れた電池で30秒切れるくらいにはなったのでそのままエントリー!

今回は宣言通り、アクアで出ます!

poke4wd.hatenablog.com

 

いろいろ改修していますが、

  • フレキを柔らかめに
  • タイヤ径は24mmジャスト
  • リアローラーにゴムリング付きダブルローラー
  • ピボットの動きを固く

として、今回のコースに合わせています。

秘密兵器も搭載して・・・ふふふ。

 

 

 

会場について。

車検前にドクターに見てもらったら…

「あれ、これ車高1mm切ってるね?」

 

え…

タミヤの純正チェッカーだと秘密兵器に当たってしまう…

家のチェッカーに使ってたやつ、もしかして

アホでしょー

バカでしょー

ドラえもんでっしょー♪


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(脳内でこれが鳴り響いた)

もーーーーー

 

秘密兵器、「腹ブレーキ」が車検行く前に落とされました・・・

これ前提でマシンを組んでいるので外すと走れません・・・

仕方なく外して出走、1週目のD2Bで飛びました・・・そりゃそうだ・・・

 

もう切り替えて次回だ次回!

次までにもう少しブラッシュアップしておきます!

ブレーキ高さの確保も考えよう・・・

ちなみに帰りに速攻でこれ買いましたw

測ってみたら・・・

そりゃそうだわw

0.3mm違うってそりゃ無理だわ・・・

つか1mmより少し厚いのか、これけっこうトラップかも?

他社製のチェッカーでジャスト1mmだったりすると、車検落ちる可能性あるのね。

気をつけておこう・・・

 

次回こそ!アクアでがんばります!!

ではでは。

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ミニ四駆作ってみた〜その481「低抵抗化で速いミニ四駆を作る その2」

前回はミニ四駆を1つの電気回路としてみたときの電流と電圧の話をまとめてみました。

poke4wd.hatenablog.com

 

電圧降下がどれだけ大事な要素かがわかってもらえたかと思います。

今回は、アルカリ電池でもマッハやスプリントを速く走らせるために、本題である「低抵抗化」をおこなっていきます。

 

低抵抗化:回路全体の電気抵抗を下げる

 

これをするにはどうすればいいのか?

1つ1つ考えていきます。

 

ミニ四駆の電気抵抗になっている部分は下記になります。

  • モーターのコミュテーターとブラシの接点
  • ターミナルと電池の接点 x4
  • ターミナルとモーターの接点 x2
  • 両軸:スイッチ
  • ターミナル自身の内部抵抗

モーターのコイルの巻線抵抗は微量なので無視します。(どうにも出来ないし)

 

上記ほぼ全て、接点なんです。

接点端子と端子が触れ合っている場所のことで、接点は電気抵抗になります。

電気が流れる際に邪魔になる部分で、流れにくくなるし、熱も持ちます

熱が上がるとさらに抵抗値が上がるので、走らせ続けるとどんどん抵抗値が上がり、速度が落ちます。

また、電流が大きく流れると接点の抵抗は増え、さらに熱を持ちやすくなります。

そして、抵抗があるところでは必ず、電圧降下が発生します。

つまり、この電圧降下を下げるために低抵抗化を行う感じです。

 

この抵抗値はテスターなどで測ることはほぼできません。

前回はオームの法則でいろいろみていきましたが、接点は非線形の抵抗値変化なので線形のオームの法則では説明ができないです。

 

なので。

とにかく抵抗を下げるためにどうすればいいか、を考えていきます。

 

 

 

1.接点圧を上げる

まず有名なのがこれです。

接点は圧力をかけることで電気抵抗率が下がります

低抵抗化として最もよく改造で行われているものですね。

ターミナルの電池接触部分に裏側からブレーキを挟んで、圧力を強くかけるようにする、って感じです。

ブレーキは青ブレーキがおすすめですが、他のものも使えます。

タイヤの切れっ端、ゴム管、などもブレーキより圧がかけられます。

 

次にできる場所がモーターとターミナルの接点です。

片軸だと手が出しにくい部分ですが、両軸、特にMSシャーシは圧をかけることができます。

その方法は、

  • ターミナルのモーターに接触する部分の裏側、シャーシ側に1mmブレーキ貼り付ける

  • モーターの端子の裏側、エンドベルに1mmブレーキを貼る

この2つを行うと端子同士の圧が上がります。

その上で、強化ギアカバーのここに2mmブレーキを貼ります

強化ギアカバーはロックナットで締め付けるので、このブレーキを使って押し下げることで圧を上げられます。

モーターの固定化にもつながるので、ここ張っておくだけで速さにつながります。

ノーマルギアカバーではこの圧が弱いので、強化ギアカバー1択です。

めんどいけどw

 

 

2.接点面を広くする

これはモーター慣らしになります。

カーボンブラシのモーターは慣らせば慣らすほど、ブラシが削れてコミュテータとの接点の幅が広くなります

接点面が広ければ広いほど、電流は流れやすくなります

なのでモーター慣らしはしっかりやるべきです。

ただ、ブラシが削れる=圧力は減るので、程よい慣らしを見つける必要があります。

あとモーターに関しては前も言いましたが、回転数が高く消費電力が低いモーターを選んでください。

少しでも消費電力を下げることも、アルカリ電池で走るためには有効です。

そもそも、マッハダッシュはアルカリ電池で性能は出ない、と説明書きに書いてあるくらい無理なものだと認識してください。

高回転消費電力大のマッハとハイパーをアルカリで走らせるとわかるのですが、マッハめちゃ遅いです。

ジャパンカップで勝ち上がって支給アルカリで走らせた瞬間に遅くなる人がいるのはこれが原因です。

 

接点面を広くすることが電流消費につながるので、消費を押さえるために開けポンマッハを使うのも手です。

このあたりは試しながら、になると思います。

慣らす前に回転数と消費電力を確認して、低い電流で回転数を確保できていたなら、慣らさず使うが正解です。

 

 

3.ゴールドターミナルと銅ターミナル

よく質問とかでありますよね、ゴールドターミナルと銅ターミナル、どっちが速いか

そもそも金と銅だと金のほうが性能高いと思ってる方がいらっしゃいます。

実際はこんな感じです。

 

電気伝導率(大きいほど電流が流れる)

Cu(銅) 59.0 × 10^6S/m

Au(金) 45.5 × 10^6S/m

 

電気抵抗率(小さいほど低抵抗)

Cu(銅) 1.55 μΩcm

Au(金) 2.05 μΩcm

 

性能は銅のほうが圧倒的に高いのです。

しかもゴールドターミナルのメッキの中身は真鍮などなので、さらに性能が悪いです。

でも世の中の電子機器などを見ても、ほとんどの場合は金メッキです。

なぜ銅を使わないかというと、銅が腐食して酸化すると酸化銅になるのですが、これ、ほぼ絶縁体です。

通常の銅と比べると10の10乗倍の抵抗になりますw

金は腐食に対して最強の金属なので錆びたりしません

だから普通の機械などは金メッキが多いわけです。

金でコートするのが最強のサビ防止策になるのです。

 

を使っていく場合は、走行前に磨いてメンテナンスしていきましょう。

やり方としては、リューターに綿棒半分に切って取り付けて、低回転で磨く感じでOKです。

金属磨き布なんかもおすすめです、100均でも入手可能かと思います。

磨くのは接点の部分だけで十分です。

(全部磨いたほうが気持ちいいけどw)

あと、有名なピカールや一般的なパーツクリーナー、これは使っちゃダメです。

皮膜が残って、その皮膜が水分を含みやすくまた錆びやすくします。

使うなら無水エタノールにしましょう。

あともう1つ、そもそも銅が錆びなきゃいいわけで。

防錆剤を塗布する手があります。

こんなやつ。

磨いた後にこれをつけて、少し置いて乾いたら無水エタノールで拭く感じです。

皮膜張られるはずなので、通電率落ちるかもですが、メンテがほぼいらなくなります。

 

最終手段というか、実は速い人たちがやっているやり方があります。

それは、練習はゴールドターミナル、レースは銅ターミナルを使い、レース終わったら捨てる

メンテなんてしないんです、1発勝負の使い捨てです!w

 

でもやっぱりもったいないですよね。

なので、メンテしてしっかり使うほうがいいとは思います。

 

あと小ネタですが、両軸のターミナルのほうが厚みが大きく、電流が多く流れやすいです。

なので両軸であればゴールドターミナルでもそこそこ性能出たりします。

 

 

4.接点グリス

接点に塗布することで、伝導率を上げるためのグリスです。

基本、油は電気を通さないのですが、接点グリスは中に通電材や金属粉が入っていて通電させます。

物理接点は1点で繋がってしまうのですが、その隙間を接点グリスが埋めることで、伝導率が上がるという仕組みです。

ただ、電気屋界隈ではあまり効果がない、と言われています。

接点の接触で押し出されて、結局のところ点でしか伝わらないから、らしいです。

(機器保護のために使う場合がほとんどらしい)

じゃ、なくてもいいかな・・・となりますが、ここでオススメ品が1つ。

カーボングリスです。

接点の隙間をカーボンで埋めるので、めちゃくちゃ通電性に優れていています。

モーターとかのコミュとかに塗布はできませんが、ターミナルとモーターの接点やスイッチ部分にこれを塗るとよいです。

電通安定化に貢献できる逸材だと思います。

 

ちなみに、片軸にもスイッチはありますが接点はありません

直接電池に触れるタイプのスイッチなので、両軸より接点が1つ少なく、電気抵抗的に有利だったりします。

 

 

5.熱除去

最後はおまけに近いですw

接点は熱を持つのですが、接点の温度が上がると抵抗が増えます

なので、接点の温度を下げられるといいのですが、走行してなければ小型扇風機などで冷ましながら使うのがベストです。

走行中に下げるには、モーターであればヒートシンクをつけることで空力で冷めやすくなります。

ターミナルに関してはどうにもできないのですが、実はMSシャーシのみ、温度が上がりにくいです。

なぜかというと、全シャーシの中で唯一、ターミナルが外部に露出しているからです。

ここね。

シャーシに引っ掛けるためにある部分だけど、ここが外に出てるというだけで空冷効果が期待できる。

MSシャーシの優遇感はこんなところにもあったりします。

 

 

1つ1つは小さな抵抗なのですが、これが全部足されるとそこそこの抵抗値を下げることができます。

ほんの少し抵抗が下がるだけでも、接点での電圧降下を食い止めることができるので、やれる限りやるべきです。

電圧降下は電流と接点抵抗の積(掛け算)なので、ほんのちょっとでも効果があります。

ベアリングや他のパーツでも言えますが、小さなことの積み重ねが速度につながります

低抵抗化も当たりモーターのような莫大な効果があるわけではないですが、かならず効果のある改造です。

ぜひトライしてみてください。

 

次回は低抵抗化を行った場合の回転数と電流値などを測ってみます。

どれくらい変わるか…

 

ではでは。

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ミニ四駆作ってみた〜その480「低抵抗化で速いミニ四駆を作る その1」

ミニ四駆を速くする方法とは?

たくさんありますよね。

パワソ、抵抗抜き、小径ペラタイヤ。

 

しかし実はもっとも重要なことがあまり語られていません。

 

それが「低抵抗化」です。

ていていこうか、と読みます。

 

抵抗抜き?そんなんやっとるわ!

となりそうですが、接触抵抗ではなく、今回語るのは電気抵抗のことです。

 

オームの法則って聞いたことありますよね。

電圧は電流かける抵抗、ってやつです。

ミニ四駆の電気抵抗を低くする、低抵抗化するとどうなるか?

 

電圧は電池2本で3Vくらい。

3Vで、抵抗が1Ωあった場合、電流は?

3V=1Ω x 電流、つまり3Aです。

 

じゃ抵抗が0.5Ωだったら…?

3V=0.5Ω x 電流、つまり6Aです。

 

抵抗が低ければ低いほど、電流は多く流れる、ということですね。

 

ではミニ四駆の電池とモーターで考えてみます。

合わせてアルカリとニッケル水素のネオチャンと比較していきます。

まず両軸のハイパーとマッハの消費電流は以下の通り。

 

消費電力:

ハイパーダッシュプロ:1600〜3000mA

マッハダッシュプロ:2400〜3000mA

 

ので、最大出力する場合を3Aと仮定します。

(電流値は無負荷、負荷、始動時などで変動が激しく一定ではないです)

 

アルカリは電圧が1.5V後半くらいあるので1.6Vとし、ネオチャンは会場持ち込み時1.4Vくらいになるので1.4Vとして。

 

次に抵抗、と行きたいのですが、その前に内部抵抗と電圧降下の話があってややこしいわけです。

解説してみますね。

 

 

 

内部抵抗とは、

  • 電極の素材が持つ抵抗
  • 電極反応自体の抵抗
  • 電解液の溶液抵抗

この3つの抵抗の和となります。

アルカリの場合、溶液抵抗の変動も大きく単純ではないのですが、200m〜500mΩとかになります。

なので200mΩとします。

ネオチャンは育成や試用期間で変わりますが20m〜100mΩくらいです。

うちで慣らした直後のパワチャンが50mΩくらいなのでこの値で計算します。

 

電圧と電流、内部抵抗がわかると電池の端子電圧がわかります。

 

端子電圧=起電力ー(内部抵抗x電流)

 

起電力(きでんりょく)理論上の電圧で、内部抵抗x電流の結果が電圧降下の電圧となり、内部抵抗が大きくなればなるほど、スイッチが入った(通電した)ときの電圧、端子電圧が下がります

ネオチャンは内部抵抗が低いので、端子電圧:2.5Vあるのですが、アルカリは2Vとなってしまいます。

アルカリが遅い理由はここにあります。

内部抵抗が大きすぎて端子電圧、動作時の電圧が低いのです。

 

端子電圧がわかると、ミニ四駆の回路全体の抵抗がわかります。

正確にいうと、3A出すためには何Ωまでに抵抗を抑えるべきか、がわかります。

 

ネオチャンは0.83Ω、アルカリは0.67Ωとなり、アルカリで3Aを流すためには抵抗値をかなり抑えなければなりません。

 

逆を言うと、ミニ四駆回路が持つ抵抗を極限まで下げれば、アルカリでも速いマシンができる、ということです。

 

ざっと表にしてみます。

これでもアルカリにかなり甘い設定で、実際の端子電圧はもっと差があると思います。

こう見るだけで、アルカリで速く走らせることの難しさがわかると思います。

 

ここまで説明してやっと本題に入れますw

長くなったので次回!

 

ではでは。

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ミニ四駆作ってみた〜その479「JC2022:アクアで勝つために」

今年のジャパンカップはアクアで出る

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そのために何が必要かを考えてみます。

基本的な考えはアクアでなくても同じなので、参考になれば、と。

 

 

 

 

大径タイヤ

今のミニ四駆界では、小径タイヤがセオリーです。

コーナーが速く、立ち上がりが速く、ある程度以上のテクニカルコースになれば確実に小径が速いです。

でも今回のコース、ウェーブや複合コーナーが連続バンクくらいで、少し大きい径のタイヤが使えそうに見えます。

この辺り、試しておきたい…

今アクアの海豹王に付けてるタイヤは24mmマルーン。

大径ペラ25mmくらいも試したいかも。

 

ギア比

タイヤ径を上げるのであれば、ギア比も上げるべきです。

25mmでちょい速ギアとかよさそうですがどうかな。

連続バンクの走りで決めたいですね。

 

ローリングセクション対策

ゴムリングローラーをアンダーに入れる対策が良いとは思うのですが、試走動画みると無くても入ってますねw

何もしなくても良さそうですが、アクアのフロント(サイドと言うべきかw)の2段ローラーの下側にゴムリングをつけておこうと思ってます。

ただバンク遅くなるかもなぁ…

 

リフター

現状、リフター付けてないのですが。

最近、速度が出るようになったのか、LCすらまともに入らなくなってきています。

ダブルデジタルDBもあるので、しっかり制振させたい。

なので、リフター付けます

通常マシンであればマスダン多めがいいかもです。

 

軽量化

現状121gと重くはないですが軽くもないですw

昨今のトレンドとして、110g台を目指したいな。

軽さは正義ですので、どんなマシンでも有効かと思います。

 

省電力マッハ

両軸はマッハダッシュ確定ですが、勝ち上がると支給されるアルカリ電池での走行になります。

マッハダッシュはアルカリの電力ではなかなか回りません

アルカリのが電圧高いんじゃないの?って言われますが、そんなの問題にならないくらい内部抵抗値が高いんです。

(=電圧降下で下がる電圧量が多い)

細かい話は次回やるとして、電力消費少な目なモーターがあると便利です。

Thunderとかでモーター回すと消費電流が出ます。

この値が正しいかどうかは置いておいて、だいたい0.5A〜1.3Aくらいになると思います。

なので、出来るだけ少ない電流で回転数が高いモーターを作る、探す必要があります。

0.7A以下で33000rpmあればなかなかいいと思います。

 

こんな感じのマシンを用意したいですね。

次回は内部抵抗の話がここで出たので、ミニ四駆の電気抵抗の話をまとめてみます。

速いマシンのコツみたいなの、わかるかも?

 

ではでは。

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ミニ四駆作ってみた〜その478「JC2022開催決定!!」

ということで、予告通り来ました!ジャパンカップ2022

開催決定です♪

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コースはこちら

どどん!

 

おぉ・・・細かくみていきましょうか。

 

 

 

まずスタートから、ドラゴンバック

着地がバンクになるので、けっこう飛ばせそうですが・・・5レーンがバンクに行かず、バーニングチェンジャーに。

ここけっこうなコースアウトポイントなんじゃないかしら?

ここをどこまで攻められるかが勝敗の分かれ目になりそうな予感がします。

 

つづいて複合バンク

60度、20度、30度と全部角度が違います

これを全てバンクスルーできるセッティングを目指しましょう。

 

次が新セクション!ローリングライズ&ローリングフォール

これスラッシュバンクに傾斜がついてる感じなんだろうかね・・・

しかも左コーナーと右コーナーになるから、フロントアンダーローラーが左右に必要になるかも。

特にフォール側はゴムローラーないと高速だと飛ぶんじゃないかな。

 

そのままストレートに続いて、45度バンク

つまり今回のバンクは4種類

全部バンクスルーさせるのはけっこう大変ですね。

 

バンクを下ってすぐ、デジタルドラゴンバック!しかもダブル!!

DDDB!!w

超えてストレート1枚挟んでコーナーなので、飛びすぎはやばいかも。

安全なのは真ん中に着地していくやり方だけど・・・それじゃ勝てないだろうなぁ。

2段一気超えができるなら、かなりの高速コースになるのかも?

 

で、ゴールになります。

去年、というかこないだまでのコースと比べると、鬼畜度がかなり下がっています

これならB-MAXマシンも走れるかと思いますし、初心者の方でも安心して走らせられそうですね♪

 

しかし・・・

今回は高速コースだと思います

モーターは両軸ならマッハ1択片軸でスプリントで出た方がいいまであります。

 

もう静岡での試走に参加された方々がいらっしゃって、Youtubeなどに動画上がってますが。

うん、超高速コースだこれw

ノンブレマッハで入れる、そんなマシンとパワソが必要になってきそうですね。

 

あたしはどうしようかな・・・

・・・

 

もしかして、このコース、「アクア」でいけない?

おぉぉ・・・アクアでJC出場は熱いかもしれない!!?w

 

ということで、今回のJCはアクアで出ようと思います!

アクアで走るにはどんな対策をすればいいか?

次回はこれを考えてみます。

 

ではでは。

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ミニ四駆作ってみた〜その477「B-MAX:SuperXの値段」

作成したB-MAX用SuperXマシン、いったいいくらかかったのか計算してみました。

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価格は定価ではなく、ヨドバシでの購入価格にしています。

 

ヨドバシドットコム:

https://www.yodobashi.com/

 

今回、全パーツヨドバシで購入したので…

通販で送料無料ですし、前日夜中に注文して翌日届くのはほんとすごいです…逆に申し訳ない気分になるレベルですw

※リンクはAmazonですw

 

エレグリッター:1010円

 

ミニ四駆 スーパーX 強化シャーシセット レッド・ブラック:330円

 

FM-Aシャーシ セッティングギヤセット:638円

 

スーパーXシャーシ ゴールドターミナル:279円

 

六角穴ボールベアリング 4個セット:610円

 

ハイパーダッシュ3モーター:350円

 

72mm中空ステンレスシャフト:148円

 

ローフリクション小径ナロータイヤ(24mm)&3本スポークホイール:396円

(※現在入手不可)

 

2段アルミローラーセット 9-8mm:877円

 

830ベアリング 2個セット:660円

 

17mmプラリング付き アルミベアリングローラー:625円 x2

 

FRP リヤブレーキステーセット:321円 x2

 

ARシャーシ FRPリヤワイドステー:233円 x2

 

FRPマルチ補強プレート:157円

 

FRPサブプレートセット:187円

 

スリムマスダンパーセット:297円

 

ARシャーシ サイドマスダンパーセット:485円

 

カーボン強化リアダブルローラーステー:253円

 

 

フロントワイドスライドダンパー:333円

 

ボールシンクマスダンパー:397円

 

 

計:9765円

 

ということで10000円で収まっています

ビス、ナット、ワッシャー、スペーサーは入れてないのですが、それら込みでちょうど1万円くらいになってるかと思います。

(ポイント10%付くから1000ポイント還元あるけど)

 

B-MAXマシン、フルFRPでもガッツリ組めば1万円くらいになるんですね。

改めて計算してみるとなかなかです…

 

参考になれば幸いです。

ではでは。

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ミニ四駆作ってみた〜その476「B-MAX:SuperXその3」

いよいよB-MAX用SuperXも大詰めです。

 

まずはマスダン関連

B-MAXは重くなってもマスダンを多くつけたほうがいいです。

フロントに角マスダン、サイドにショート角マスダン、リアはスリム系。

フロントは入らない時だけ付ける感じにしようと思います。

(さすがに重すぎると思うので)

と、思っていたのですが、SuperXってサイドにプレート付ける穴が独自の形なんですよね。

ネジ穴間隔狭すぎて2点で止められないし、細すぎて弱いのでプレートを付けたとしてもマスダンの衝撃で折れやすいです。

どうしようかと考えて、エレグリッターを見ていたら・・・

これで吊るせない?

裏側は9mmベアリング用のブッシュジャストフィットですw

B-MAXレギュ的にボディのパーツ外すのってダメ?とかあるかと調べてみたんですが・・・

デタッチャブル(取り外し)って書いてあるじゃん♪

デザインとして外せる前提になってるので、B-MAX関係なしにOKということですね。

 

じゃリアの穴も使えないかしら・・・

お、ボールリンクつけられるじゃん!

裏側からロックナットをビスと平になるくらいまで逆付けで。

これでボディつければしっかり固定されるね。

 

これだとほとんどのマスダンもボディに集約できるから、シャーシを変えてもボディ移すだけでマスダンが使えて、取り回しかなり便利なんじゃないかな?

 

で、最後はボディ

上記通りエレグリッターを使うのですが、カラーリングをどうするか。

実はもう決めてます。

 

黒!

こないだのマッハフレームも黒にしていたので、B-MAXは黒を基調にしていこうかと思います。

黒とガンメタで塗装して、付属ステッカーと他のシールとかでデコレーションして・・・

完成♪

B-MAX用SuperXエレグリッターです。

 

Xシャーシの欠点を補いながら、できるだけシンプルに作ってみました。

しかし・・・

 

 

 

このマシンでB-MAX GP出るためにフォースラボのチェックを受けたら「レギュ違反」でした。

何故か?!

ビス穴以外にビスは禁止

というものがあるらしいです。(レギュに書いてあったっけ・・・)

ぐぬぬ・・・残念・・・

 

ということで、このマシンはボツになりました。

仕方ない、VZに積み直すか・・・

 

次回はマシン作成にかかった金額を確認してみます。

B-MAXってフルFRPでいくらくらいでできるのか?

 

ではでは。

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ミニ四駆作ってみた〜その475「B-MAX:SuperXその2」

続いてバンパー周り

バンパーレス加工が難しい旧片軸ですが、B-MAXなのでそもそも行いません

ブレーキの確保と剛勢あるフロントの仕組みができていれば。

リアはスラダンを入れようと思っています。

これらを組み込んで、24mm小径でも取り回せるブレーキの高さを出したいです。

 

まず難しいフロント

いろいろ組み合わせ考えてこんな感じにしました。

ARシャーシ用リヤワイドステーを2枚重ねにし、最前にあるビス穴からスペーサーとOリングを挟み、ここにブレーキプレートを付けます。

これで斜めブレーキの確保がなんとかできているかと思います。

ただ2点で止めているだけなので、若干強度が不安ですが。

B-MAXは安価で作成したいのでフルFRPで行く予定なのですが、もしかしたらフロントブレーキだけカーボンにするかも?

 

ローラーは17mmを使います。

しかし困るのが、キャップスクリューのビス頭の処理です。

これってみんな悩むと思うんですよね・・・B-MAXだと埋め込むことができないから。

また、新レギュでキャッチャーも使えなくなったので、敷居が高く。

しかし、このFRPをフロントにつけると、一番内側でシャーシに近くなる穴が17mmなんです。(19mmは前方にはみ出すので不可)

あと1.5mmくらい、なにか隙間を埋めるものがあれば・・・

あった!

カーボン3点止めリアバンパーに入ってるVSシャーシ用のスペーサー

これを湯呑みスタビみたいな感じで裏側から入れることで、ビス頭を隠せてスペース埋めにもなります。

たぶん1mmも空いてないので、ここにレーンが挟まることはないと思うのですが・・・

心配になったらブレーキとか挟んでスペース無くします!w

 

 

 

リアには簡単に。

ワイドブレーキプレートを直付けしたいんですが、ネジ穴部分が弱いので折れやすいんですよね。

なのでやはり3点止めリアバンパーは付けます

この上にスラダンを下側のパネルなしでつけて。

裏側からブレーキプレートと合わせて共締めしてつけるのですが、この位置に直プレートを一枚付けて。

あとこれ系のシャーシはボールリンクマスダンパーが使えないんですよね。

なので置きマスダンを使うことになるかな。

 

ローラーは、9mm穴に830を下段に3mmスペーサーを挟んで付け上段に逆付けで8−9Wをつけます

これはアウトリフトさせやすくする仕組みで、でも使ってますがかなり効果あるので。

Xシャーシのコーナーの遅さカバーできる案ではないか、と思ってます。

 

ただこの直プレートの引っかかり防止だと、9mm使うときの引っかかり防止には1mmくらい足りないんですよね。

何かここを埋める良いパーツがあれば・・・

 

あった!

カーボン3点止めリアバンパーに入ってるTZシャーシ用のスペーサーw

3点止めバンパー、捨てるパーツ0説あるよね。

 

まぁこれでバンパー周りは完成かな?

あとはマスダン関係とボディだ!一気にやっちゃいます

 

ではでは。

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ミニ四駆作ってみた〜その474「B-MAX:SuperXその1」

ということでSuperXでB-MAXしていこうと思います。

まずはシャーシの話から。

 

Xシャーシ、使用者が少ないシャーシですよね。

このシャーシの特徴は、

  • 最長のホイールベース(84mm)
  • ワイドトレッド(72mmシャフト専用)
  • オレンジクラウンギア使用

と、片軸マシンでも異形といえるスペックです。

長所短所を並べると。

 

長所:

  • 直進安定性が高い
  • 優秀な駆動(ペラシャが駆動と別稼働)
  • 剛性が高い(XXはもっと高い)
  • 低重心
  • モーターが裏側から取り出せる

 

短所:

  • バンパーレス加工が難しい
  • サイドマスダンが付けにくい
  • オレンジクラウンの扱い
  • ホイールベースが長くコーナーが遅い
  • トレッドが広くコーナーが遅い

 

安定性と剛性が高いので、それを活かしていくのがいいですよね。

古いシャーシですが駆動もよく、ほとんど改造の必要はなかったりします。

片軸でFM-Aに続くB-MAX向けのシャーシでは?と個人的には思っていました。

 

ただ・・・コーナーが遅いんです!

速く走れている方もたくさんいますが、仕組み的にコーナーが遅いのは変わりません

なので、コーナーを速くする必要があるわけです。

 

 

 

まず高速コーナーリングで思い出すのがローフリクションタイヤです。

今回、小径ローフリクションタイヤが発売されましたので、こいつを使っていきます!

ばーん!

・・・いやかっこ悪すぎだろ!!w

さすがにナット止めホイールのホイール幅では使えないわ。

仕方ない、元のホイールに戻そう・・・貫通できないけどまぁなんとかなる。

 

その前に駆動を少し。

と言ってもX系シャーシは駆動優秀で、いじるとこほぼないです。

こんな感じで、最小限のつめものでOKです。

クラウンギアに関してはなにもする必要ないです。

カウンターギアさえ位置出せれば、スパーの小ワッシャーもいらないくらいです。

カウンター調整の詰め物は中に入れるベアリングなどの種類によっても変わるので、微調整してください。

(今回は余ってた丸穴ベアリング使ってますw)

遊びは紙1枚分くらいあればいいです。

それよりもペラシャが伸びないような加工とかのほうが重要です。

モーターも押さえるテープ調整とかいらないですし・・・ほんとB-MAXに向いたシャーシだと思います。

 

1点、問題があり、右前の車軸受け、ベアリングが入る部分があるのですが、ここが弱く衝撃などで割れやすいです。

 

補強はできるのですがB-MAXでは難しいので、6mmリーマーで拡張しておくとベターです。

これだけで幾分か割れにくくなります。

リーマーはポテンシャルレーシングさんのモノがとても使いやすいので、1つ所持しておくといいと思います。

(現在在庫切れです・・・)

車軸のベアリングには六角穴を使います。

実力は如何に!?

 

次回はバンパー関連をやっていきましょう。

ではでは。

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ミニ四駆作ってみた〜その473「B-MAX:六角穴ベアリングって使えないの?」

六角穴ベアリング、知ってますか?

昔から評判が悪く、買ったことがない方がほとんどかと思います。

  • ガタが大きい
  • シャフト固定されるので回転阻害される
  • 内部ボールが固定されてない
  • 壊れやすい
  • ゴミが詰まるとロックする

まぁひどい評価ですw

 

でも。

走らせたことない人も多いと思うんです。

そりゃこんな評価で買うわけないもん…

 

でも。

使った人の話で「意外と速いよ」という声をいくらか聞いていて。

 

 

 

なので。

ちょっと使ってみようかな、と考えています。

ちなみに今作成中のXC-ATマシンは六角穴ベアリングですが、こないだの試走でベストタイムを出してます。

 

なので、遅いことはない、と思います。

他に考えているメリットとして、程よいガタが着地のショック吸収の助けになるのでは?というのがあります。

他のベアリングやPOMにはない機能なので、ここにも期待していて。

 

これらを有効に使うにはB-MAXマシンが最適では?

ということで、新B-MAXマシン作ります!

シャーシとボディは

 

キミに決めた!

 

ということで、次回からB-MAX用SuperXを作っていきます。

ではでは。

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ミニ四駆作ってみた〜その472「アザラシステムVer2.0の詳細」

郎F共にあたしのメインマシンは「アザラシステム」というオリジナルな機構になっています。

前はテイルとボディをくっつけただけのものをこう呼んでいましたが、現在はフレキの作りとオリジナルの2軸ATを組み合わせたものになっています。

なのでAS(アザラシステム)1.0からAS2.0になってる感じです。

この詳細を解説してみます。

 

■前後逆転フレキ

前後のユニットを逆に付けたフレキになります。

片軸シャーシでいうFM化みたいな感じですが、メリデメあります。

 

メリット:

  • ローラーベース
    リアを前方に詰めやすく、調整が効きます。
    リアアンカーをタイヤギリギリまで寄せることも可能です。
    最低幅で100mm切るくらいまで詰められます。
    ローラー幅より狭く出来るので、コマの様な旋回性が期待できます。

  • フロントフレキの可動
    リアユニットの方がフレキの動きがスムーズになりやすく、それをフロントに持ってくることで前下がりの着地の安定度が上がります。

 

デメリット:

  • フロント特殊形状
    フロントに乗せられるユニットが限られます。
    アンカーやスラダンを乗せるのが難しいです。

  • リアユニットトルク抜け
    フロントユニットをリアに使うと、フレキの繋ぎ目とブレーキに力が掛かったときの支点が近いため、ガタが出やすくリアのトルクが抜ける可能性があります。

 

こんな感じです。

メリデメあるけど、ユニット全体としてはメリットが大きくなるので、こちらを採用しています。

レギュレーションは大丈夫?と聞かれることもありますが、ジャパンカップ時にタミヤスタッフ、ドクターにも確認し、OKいただいています。

前後リアユニット、前後フロントユニットみたいなのはダメだそうです。

 

■ナロー2軸AT

元はおじゃぷろさんのMS4.0アンカーホエイルのフロントアンカーの仕組みです。

このアンカーの代わりに幅の狭い2軸のATを乗せます。

幅が狭いので、アンカーのように捻る動きにも対応でき、回帰性が高いです。

ゴムリフターも付きますので、LCで連動スラストが入り、飛び出しを抑えます。

欠点として後述するボディ直結テイルがあるので、マスダンが多いとかなり揺さぶられます。

逆振りLCやエアターンさせたい場合など、マスダンがあると逆に吹っ飛びますので調整が必要です。

 

■アームロック提灯

バンパーと提灯が固定されていて、アームでシャーシ挟みロックする仕組みになっています。

走行中はローラーからの負荷でシャーシに食い込み完全に固定され、スラストも抜けません

また、アームとシャーシの隙間にブレーキを貼ることで少しですがスラスト調整もできます。

無駄なパーツなくてもスラスト抜けなくなるので扱いやすいです。

 

■直結テイル

アイアンテイルをボディ、正確には提灯アームに付けています。

リフターでテイルが上がり大きな打角で打ち付けるので、リアの跳ね上がりを完全に抑え込めます

実際、フレキの性能とタイヤ径が合えばマスダンなしアイアンテイルにシャフト1本くらいの重量で制振できます。

提灯アームも平面ではアームロックで固定されるので、暴れたりなど無駄な動きはしません。

逆振りLCだけはちょっと苦手で、マスダン外したほうが入りやすくなります。

コースによっては使えないので、外して普通のアイアンテイルつけます。

 

 

 

この4つの仕組みが組み合わさったモノを「AS2.0」と呼ぶことにします。

安定度と速さを両立できた、面白いマシンに仕上がっていると思います。

 

今後の自分のメインマシンはこれをベースで作っていこうと思います。

みなさまもよろしければ是非、トライしてみてください♪

 

ではでは。

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ミニ四駆作ってみた〜その471「アクア:なぜウェーブが遅いのか」

最近、ミニ四駆界隈でアクアのブームが来てる感じがします。

あたしもアクアを使ってるレーサーなので、人気が出るのはうれしいw

 

でも。

作って走らせるといろいろわかるのですが。

マスダンレスでの安定走行とか、飛び込みの鋭さとか。

長所もたくさんあるのですが…

 

コーナーが遅い

 

という欠点が凄まじいのです。

とくに連続チューリップ連続ウェーブのような長い時間コーナー部分に滞在するセクションが本当に苦手です。

 

今回はこれがなぜなのか、どうすれば改善できるかを考察します。

 

 

フロントの角度とスライド量:

濃い色が通常マシン、薄い色アクアです。

両マシンともにローラーベース、ローラー幅が同じ設定で、コーナー入り口にマシンが差し掛かった時、こんな感じです。

どちらのマシンも、まずコーナーにローラーが当たります。

この時のタイヤの位置はこんな感じで。

アクアはローラーがレーンに触れた位置が同じ時、フロントタイヤがレーンに近い、外回りになります。

少しコーナーに入った場所です。

黒が通常マシン、灰色がアクア、薄い青通常マシンがアクアと同じ位置まで進んだときのフロントタイヤの角度と位置です。

緑の線ローラーがレーンから受けている力で、コーナーのRの中心点に向かいます。

通常マシンがアクアと同じ位置にフロントタイヤが来た時、タイヤの角度がキレているのがわかると思います。

コーナーに対して内側に切れ込む力アクアのほうが弱いのです。

また緑の線、コーナーから受けている力ですが、この力を受ける場所からタイヤが離れていて内側に押す力を受けにくいこと、中心点からスイングしていると考えたときにタイヤを引きズル動きが大きくなること、これらの影響も受けます。

 

 

 

アクアがコーナー遅い理由の根本これです。

単発コーナーはまだ誤魔化せますが、ウェーブなどの場合これが連続して起こるので大減速します

 

では対策はあるのか

 

1つはリアローラーの幅を狭くすることです。

これでマシンが内側を向くようになるので、舵角が付けられます。

 

もう1つはローフリクションタイヤです。

滑るタイヤであれば、スライド抵抗を減らすことができますよね。

なのでどんどんフロントのグリップを落とす

もっと速いのはローフリのハーフタイヤです。

こないだの試走で生まれ変わったかのような速度になって実感しましたw

 

ではもっとグリップを抜くには?

ミニ四駆にはマルーンよりローフリなタイヤはない、と思うのですが…実はあります

それが、縮みスーパーハードです。

 

縮みスーパーハードのグリップはほんとやばくて、3レーンでブレーキを効かせた走りとかさせると滑っちゃって笑っちゃうくらい遅いです。

5レーンでブレーキほぼ使わないコースとかだと使えるんですが…まぁ普通は実用的じゃないと思っています。

これをフロントにつけ、リアはハードタイヤくらいにするのがいいかもです。

 

こんな構成だとコーナー速度がかなり上がるはずです。

組み合わせて試してみて、自分のアクアにあった、コースにあったセッティングを見出してくださいね。

 

ではでは。

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ミニ四駆作ってみた〜その470「訪問記:MINI4‘S」

以前からブログは見させていただいていた「MINI4‘s」さん。

久しぶりに走行会が開催される告知がありましたので、参加させていただきました。

www.mini4s.com

場所は埼玉県の谷塚駅、谷塚文化センターという小学校の敷地にある会館のような場所です。

イベントによって広い部屋を使用したりしているそうです。

今回は狭めの部屋だったので、コースは小さめ、こんなコースでした。

全て二枚着地後にウェーブがあるwこれはいやらしい・・・

二枚着地の限界を目指せるレイアウトとも言えます。

 

 

 

レイアウトは事前告知されていたので、マシンは2台、持っていきました。

3レーンメインマシンの飛龍、そして調整中のアクア、です。

両方のマシンにハイパーダッシュ+3.5:1ギア

前後マルーンですが、飛龍は23.5mm面タイヤ、アクアは24mmハーフです。

 

走らせてみるとやはり安定するのは飛龍

とにかくどんなレイアウトでも走れるマシンを目標に作っているので、どんなコースでもある程度走れます。

ただ電圧を上げることができず、2.7Vくらいが限界でした。

 

アクアが問題で、かなり速度が出てしまい、なかなか入りません。

電圧2.5Vでも入らない・・・これ以上は下げても電流量も変わらないので限界なのです。

ここまでくるともうブレーキ問題なのですが、これも目一杯の前後ピンクブレーキ

しかし、ここでいままでやってなかった処理を思いつきました。

ブレーキプレートとシャーシの間にワッシャーを入れる

・・・なんかみんなやってそうな方法ですがw今更ながら気づきましたw

 

これでフロントブレーキを下げて、強烈に当てることができ、周回できるようになりました。

電圧MAXでもぜんぜん入ります・・・

もちろんバンクスルーもできる高さで、ワッシャー枚数でけっこう微調整できて。

自分としてはけっこう発見でした・・・もっと前から知りたかったw

 

あと突然LCが入らなくなって。

アクアがLC入らないって何事!?と思いいろいろ見てみたのですが・・・

なんとローラー軸のキャップスクリューが2本とも曲がっていましたw

これは初だ・・・ただ走ってただけで両方が曲がるほどの衝撃受けてたのか・・・

ちょっとびっくりです。

なのでローラー位置を少し下げて曲がりにくく調整しなおしました。

 

こんな感じでゆっくり走り込みさせていただきました。

走行中に、「アクアを初めて見ました」、などいろいろ声かけていただいて。

ちょろっと解説させていただいたりなどさせていただいたり・・・アクア興味持っていてだけるとうれしいなぁ。

お子様たちもたくさんいらっしゃってwはしゃぎ回ってるのが微笑ましかったです。

レースとかもあれば参加したかったな・・・

また機会を見て参加させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 

ではでは。

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ミニ四駆作ってみた〜その469「水慣らしの最適解」

モーター慣らしで最近よくやってるのが水慣らしです。

水研ぎと言われる方法に近い感じで、耐水ペーパーとか、砥石使うときとか、水を使うと思いますがあれと同じです。

水が研ぎ汁(研磨剤)となって、対象を研ぐことができるのですが、いくつかメリットがあります。

  • 熱を持たない
  • 研磨力が高い
  • 研磨対象が汚れにくい
  • 研ぐ力が長持ちする

空研ぎよりもこんなメリットがあります。

デメリットとしては、

  • 木材には使用できない
  • 高電流を流すのは危険
  • 金属が錆びる

などがあります。

 

あ、ついでに。

最近流行りの研磨剤(コミュドロップ)とかもあります。

これは主成分がほぼ灯油で、それ+接点復活剤やパークリが混ぜてあるものです。

簡単に作れるので、買う必要はないですが・・・

(メルカリとかで自作品として高値で売ってますが、元値数十円で作れます)

これって油研ぎと言われる方法になりますが、基本的に金属研磨に用いる方法です。

やったことはないので確証はできないですが、コミュテータ側も削れる可能性あるので、あまりおすすめできないです。

 

で、水慣らしに戻りますが。

これの最適な慣らし時間がわかってなかったんです。

いろんなページや動画でやってるんですが、だいたい2分x3くらい。

かなり短い時間で慣らしてる感じで・・・ほんとに?と。

実際、この方法で慣らしたモーターで走らせてみると結構慣らせてるので、正しいっちゃ正しいですw

でも、どんな状態になってるのか、正確にわかってないと嫌でしょ?

 

なので。

やってみました!

 

使ったモーターは、慣らし前に26000rpm、0.69Aのハイパーダッシュです。

これを10分、2Vで慣らしてみました。

それがこれ。

まぁちょろっと削れてます

当たりは出てる感じで、これでも十分走れそうです。

コミュも跡は残りますが、削れてはいないのがわかります。

※削れるとだんだん細くなっていきます

回転数は28000rpm、0.69Aは変わってません。

 

そこからもう10分慣らします。

かなり削られてきてます。

回転数は29500rpmまで上昇、でも電流量は0.69Aとまだ変わってません。

 

もう10分、慣らします。

ブラシの真ん中の線ギリギリまで削れました。

28800rpmと少し落ちた感じがしますが、消費電流0.73Aとかなり高くなりました。

トルクが出たので回転数が落ちたんだと思います。

 

もう10分、行きます!

ちょっとピンぼけしてますが・・・

真ん中の線超えてきてます。

回転数は29000rpmに戻りましたが、0.55Aと何故か低くなりました

コミュの汚れとかも原因かもしれません。

あ、慣らす度にコミュに接点復活剤を入れて、注油してから測っていますです。

 

もう10分、これで最後にします!w

ざっくりとえぐれています。

29200rpmで0.74Aとかなり良くなりました。

コミュの軸もほとんど削れてないので、水慣らしはなかなか良さげなのがわかります。

 

でもここが限界、というかこのモーターこれ以上慣らしても回転数も消費電力も変わりません。

このモーターの品質的に限界値29500rpmの0.75Aくらいになっている感じです。

 

以上の結果から、この限界値に近いところに到達したのは・・・

20〜30分の間ということになります。

実走慣らしまで行うことを考えると、最適値は20分ということになるかと思います。

 

もちろん、モーター自体の品質、たとえばブラシの硬さや密度にも差がある可能性はあります。

(RCのモーターなんかはブラシが大きいのでこの差が顕著に出てしまい、慣らし時間が安定しないw)

でもそれを考慮しても、20分がベストと言っていいかな、と思います。

きっと誤差があっても5分とかは出ないと思うので・・・

 

水慣らし後は、

  • ティッシュなどにくるんで振り、水をよく切る
  • エアダスターを吹く
  • パーツクリーナーを吹き入れる
  • もう1度エアダスター
  • よく乾燥させる
  • 乾燥後、接点復活剤と注油をする

として、保管しておきましょう。

 

とうことで。

水慣らしの最適解は20分で良さそうです。

あと、正転、逆転の考慮はいらないと思っています。

正転で水につけっぱなしで、20分放置、これでOKかと。

 

水慣らしで気をつけることは、

  • 慣らし中に水に触れない
    感電するよ!自己責任でお願いします!

  • しっかり水気を切る
    水が残ると錆びたりして抵抗になります。

  • 電圧上げない
    2Vまでにしてください。
    高電圧はショートする可能性あります。

 

以上、検証報告でした。

参考になれば幸いです。

 

ではでは。

ミニ四駆作ってみた〜その468「速いモーターと強いモーター」

速いモーター、ミニ四駆をやっていればみんな欲しいものです。

速くするためのいろんな慣らし方があり、各々でそれらを行っているかと思います。

 

比較するのは回転数、トルク、磁力

この中で簡単に見ることができるのが回転数

これは「Giri」などのソフトがあれば簡単に見ることができます。

 

そしてトルク

トルクには2種類あるのですが、どちらにしろ目で見ることはできません。

走らせてみて、加速力があるのかなど、見るしか手段がないのですが。

 

最後に磁力で、専用ハードやスマホアプリで比較することができます。

磁力が高いと回転数は落ちてトルクが上がります

ただ磁力を測るのって難しいです。

計器を当てる位置が1mm違うだけで結果変わるので安定しません。

この磁力を擬似的ですが簡単に計測する方法があります。

それは「重量」です。

 

モーターのパーツは基本同じ部品で作られているので、重量はさほど変わらないはずです。

でも磁石の大きさ、重さがそこそこ違います

例えばモーター2つ、適当に空けポンで測ってみると。

0.1g違います。

磁石そのものだと

適当にハイパーの磁石を取っておいてある中から選んで見ましたが、左のほうが大きいのがわかります。(影の高さでもわかりますかね?)

重量差はこれくらい。

1個でこの差なので、モーターの重量差は磁石であることがわかります。

 

磁力面積x磁束密度(厚さ)なので、磁石が大きければ磁力は高いのです。

つまり、モーターの重量を測って、重たいモーターは磁石が大きい可能性高い=磁力がある=トルクがある可能性が高いです。

 

 

 

そして、実はもう1つモーター比較できる要素があります。

それが「消費電流」です。

 

モーター慣らし専用のハードウェアや、Thunderのような充電器のモーター慣らし機能の場合。

どれだけの電流を消費しているかを確認できます

 

Thunderで見ていると、ダッシュ系モーターは0.50〜1.40Aくらいの消費電流であることが多いです。

(※実際のミニ四駆上だともう少し電流量多くなります)

この中で、「1.0A」を超える消費電力のモーターはかなり「強い」です。

例えば、

  1. 回転数28000rpmで消費電力0.8A
  2. 回転数28000rpmで消費電力1.0A

だった場合、当然トルクは2.のほうが強くなります。

 

これは慣らしの効果でこうなるのか、そもそも空けポンで消費電力高いものがあるのか。

いろいろあるんじゃないかと思います。

例:

  • 慣らしでコミュテーターに接する部分が広くなり電流量が増える
  • ブラシの金属部分の挟む力が高く、接点圧が高い
  • コイルのエナメル線の巻きの品質が高い
  • フェライト磁石の磁力が強い
  • ブラシのサイズ差

他にも原因があるのかと思います。

 

上で開けた2つのロット違いのHDPを使ってちょっとテストしてみます。

ちょうど0.1g差がありましたね。

このモーターの慣らし前のスペックはこんな感じです。

 

モーター1:

 

モーター2:

 

モーター2の重いモーターのほうが消費電力が大きく、回転数が低いですね。

これを少し慣らしてみます。

簡単で行ける水慣らしで…慣らしてみたら両方のモーターが29500rpmになりましたw

消費電力は0.68Aと0.95Aと、やはり後者のほうが高くなっています

これらで走らせてみた結果がこちらです。

 

モーター1:

www.youtube.com

 

モーター2:

www.youtube.com

 

短いコースでこれくらいの差なので、通常のコースだとさらに違うと思います。

つまり同じ回転数でも、消費電流が多く重量の重い(磁力のある)モーターのほうが速いことがわかります。

 

ちなみに31000rpm1.10Aのモーターがこれです。

www.youtube.com

同じハイパーでここまで違うとちょっと考えちゃいますよねw

 

いわゆる「当たりモーター」っていうのは、回転数だけでなくこのあたりも影響があるかと思います。

一度、見直してみる必要があるかもしれません。

 

Thunderを手に入れてから、すべてのモーターで電流量をチェックしているのですが、基本的には消費電力が高いモーターのほうが速いです。

(※たまに1.3Aとかすごいのがあるんですが、これは逆に遅いですw)

ただ問題もあって、電流消費量が多いということはすぐに電池が垂れます

距離が長いコースでは回転数があって、消費電力は抑えめのモーターが向いている、ということになるかと。

例えばジャパンカップのような長いコースを電池交換なしで走る、アルカリ電池を使う、などの場合は燃費がよいモーターを選択するべきです。

今回のJCに使用したモーターはハイパーダッシュ、0.56Aで29500rpm出ている、省電力高回転モーターになってます。

なのでトルクはかなり弱いです。

 

レースによってのモーター選別の項目として、この辺りも注視していく必要があります。

モーター慣らしで選別する際、回転数が低い場合は弾く方が多いと思いますが、全部慣らしてから考えたほうがよさそうです。

そうとうな軸ブレしてるモーター以外であれば、使い道はあるはずです。

 

モーター管理、やはり奥が深いですね。

モーターには

  • 速いモーター=回転数が高い
  • 強いモーター=回転数とトルクと消費電力の塩梅がいい

があるということです。

回転数だけで見てちゃダメだぜ♪

 

ではでは。

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