斬紅郎F、飛緑龍共にあたしのメインマシンは「アザラシステム」というオリジナルな機構になっています。
前はテイルとボディをくっつけただけのものをこう呼んでいましたが、現在はフレキの作りとオリジナルの2軸ATを組み合わせたものになっています。
なのでAS(アザラシステム)1.0からAS2.0になってる感じです。
この詳細を解説してみます。
■前後逆転フレキ
前後のユニットを逆に付けたフレキになります。
片軸シャーシでいうFM化みたいな感じですが、メリデメあります。
メリット:
- ローラーベース
リアを前方に詰めやすく、調整が効きます。
リアアンカーをタイヤギリギリまで寄せることも可能です。
最低幅で100mm切るくらいまで詰められます。
ローラー幅より狭く出来るので、コマの様な旋回性が期待できます。 - フロントフレキの可動
リアユニットの方がフレキの動きがスムーズになりやすく、それをフロントに持ってくることで前下がりの着地の安定度が上がります。
デメリット:
- フロント特殊形状
フロントに乗せられるユニットが限られます。
アンカーやスラダンを乗せるのが難しいです。 - リアユニットトルク抜け
フロントユニットをリアに使うと、フレキの繋ぎ目とブレーキに力が掛かったときの支点が近いため、ガタが出やすくリアのトルクが抜ける可能性があります。
こんな感じです。
メリデメあるけど、ユニット全体としてはメリットが大きくなるので、こちらを採用しています。
レギュレーションは大丈夫?と聞かれることもありますが、ジャパンカップ時にタミヤスタッフ、ドクターにも確認し、OKいただいています。
前後リアユニット、前後フロントユニットみたいなのはダメだそうです。
■ナロー2軸AT
元はおじゃぷろさんのMS4.0、アンカーホエイルのフロントアンカーの仕組みです。
このアンカーの代わりに幅の狭い2軸のATを乗せます。
幅が狭いので、アンカーのように捻る動きにも対応でき、回帰性が高いです。
ゴムリフターも付きますので、LCで連動スラストが入り、飛び出しを抑えます。
欠点として後述するボディ直結テイルがあるので、マスダンが多いとかなり揺さぶられます。
逆振りLCやエアターンさせたい場合など、マスダンがあると逆に吹っ飛びますので調整が必要です。
■アームロック提灯
バンパーと提灯が固定されていて、アームでシャーシ挟みロックする仕組みになっています。
走行中はローラーからの負荷でシャーシに食い込み完全に固定され、スラストも抜けません。
また、アームとシャーシの隙間にブレーキを貼ることで少しですがスラスト調整もできます。
無駄なパーツなくてもスラスト抜けなくなるので扱いやすいです。
■直結テイル
アイアンテイルをボディ、正確には提灯アームに付けています。
リフターでテイルが上がり、大きな打角で打ち付けるので、リアの跳ね上がりを完全に抑え込めます。
実際、フレキの性能とタイヤ径が合えばマスダンなし、アイアンテイルにシャフト1本くらいの重量で制振できます。
提灯アームも平面ではアームロックで固定されるので、暴れたりなど無駄な動きはしません。
逆振りLCだけはちょっと苦手で、マスダン外したほうが入りやすくなります。
コースによっては使えないので、外して普通のアイアンテイルつけます。
この4つの仕組みが組み合わさったモノを「AS2.0」と呼ぶことにします。
安定度と速さを両立できた、面白いマシンに仕上がっていると思います。
今後の自分のメインマシンはこれをベースで作っていこうと思います。
みなさまもよろしければ是非、トライしてみてください♪
ではでは。