最近、ミニ四駆界隈でアクアのブームが来てる感じがします。
あたしもアクアを使ってるレーサーなので、人気が出るのはうれしいw
でも。
作って走らせるといろいろわかるのですが。
マスダンレスでの安定走行とか、飛び込みの鋭さとか。
長所もたくさんあるのですが…
コーナーが遅い
という欠点が凄まじいのです。
とくに連続チューリップ、連続ウェーブのような長い時間コーナー部分に滞在するセクションが本当に苦手です。
今回はこれがなぜなのか、どうすれば改善できるかを考察します。
フロントの角度とスライド量:
濃い色が通常マシン、薄い色がアクアです。
両マシンともにローラーベース、ローラー幅が同じ設定で、コーナー入り口にマシンが差し掛かった時、こんな感じです。
どちらのマシンも、まずコーナーにローラーが当たります。
この時のタイヤの位置はこんな感じで。
アクアはローラーがレーンに触れた位置が同じ時、フロントタイヤがレーンに近い、外回りになります。
少しコーナーに入った場所です。
黒が通常マシン、灰色がアクア、薄い青が通常マシンがアクアと同じ位置まで進んだときのフロントタイヤの角度と位置です。
緑の線がローラーがレーンから受けている力で、コーナーのRの中心点に向かいます。
通常マシンがアクアと同じ位置にフロントタイヤが来た時、タイヤの角度がキレているのがわかると思います。
コーナーに対して内側に切れ込む力がアクアのほうが弱いのです。
また緑の線、コーナーから受けている力ですが、この力を受ける場所からタイヤが離れていて内側に押す力を受けにくいこと、中心点からスイングしていると考えたときにタイヤを引きズル動きが大きくなること、これらの影響も受けます。
アクアがコーナー遅い理由の根本はこれです。
単発コーナーはまだ誤魔化せますが、ウェーブなどの場合これが連続して起こるので大減速します。
では対策はあるのか?
1つはリアローラーの幅を狭くすることです。
これでマシンが内側を向くようになるので、舵角が付けられます。
もう1つはローフリクションタイヤです。
滑るタイヤであれば、スライド抵抗を減らすことができますよね。
なのでどんどんフロントのグリップを落とす。
もっと速いのはローフリのハーフタイヤです。
こないだの試走で生まれ変わったかのような速度になって実感しましたw
ではもっとグリップを抜くには?
ミニ四駆にはマルーンよりローフリなタイヤはない、と思うのですが…実はあります!
それが、縮みスーパーハードです。
縮みスーパーハードのグリップはほんとやばくて、3レーンでブレーキを効かせた走りとかさせると滑っちゃって笑っちゃうくらい遅いです。
5レーンでブレーキほぼ使わないコースとかだと使えるんですが…まぁ普通は実用的じゃないと思っています。
これをフロントにつけ、リアはハードタイヤくらいにするのがいいかもです。
こんな構成だとコーナー速度がかなり上がるはずです。
組み合わせて試してみて、自分のアクアにあった、コースにあったセッティングを見出してくださいね。
ではでは。