新しく慣らしてるモーター、よく回るのですが、なんだかひっかかるような?音がするんです。
「ぎゅいぃーん…ちりっ…ちりっ…」
開けたモーターを目視でみても焦げ付き?的なものはないのですが。
焼損といわれる現象は目に見えないレベルで起こっているのかも。
うーん、これが異音の要因となりえるなら、最終的に無通電慣らししかなくなるなぁ。
(異音がダメかどうかの判断も難しいですが、ないほうがうれしいよねw)
水慣らしのモーターではこの現象は起こってないですし…
慣らす前に、接点に焼損しにくくなるようなケミカルを塗布して、慣らすのはどうか。
実車のエンジンやラジコンのモーター慣らしなんかでよく聞く、「ドライスタート」ってやつ。
初期状態のブラシは角が立っているので、コミュを傷つけやすい。
それが原因でスパーク、焼損が発生しやすい。
なのでラジコンなどではコミュを焼損から防げる、スパークを抑えるケミカル的なものを使います。
それとブラシを研磨させやすいケミカルなんかも組み合わせて慣らす。
ミニ四駆でそこまでやる必要があるかわかりませんが、ドライスタートを抑えさえすればいいかも。
ただ、接点復活剤を最初からつけると研磨がうまくできなくなる。
(サラサラになっちゃうのだ)
なので、適度に粘性があって、コミュを傷や焼損から守れて、滑らかに回せる、しかも通電性もいい、そんな都合のいいケミカルはないか?
…接点グリス?
慣らす前にこいつを塗布して慣らすのはどうだろうか。
ブラシとコミュも接点だし、こいつでいけるはずだろう。
ただテスト用のモーターは蓋を開けてるからグリス塗れるけど、開けてないモーターはどうしたらいいのか。
…インジェクタか?
注射器で隙間から注入する感じでやってみよう。
接点グリス注入、軸に注油した状態で高磁力+4Vで7時間。
HDPは4Vで35000rpmくらいでした(^^;
ので7時間で1500万回転くらいに。
洗浄したらまぁー汚いw
今までで最高かも…これじゃ再利用できないなぁ…
そして。
接点復活材+注油で測ると…
32500rpm!!
これはすごい…うちにある昔のマッハより回る…
これで慣らしはOKでしょう♪
ただ異音がなくなったとはいえ、高速回転をさせつづけるのは傷がつきやすい。
軸ブレなんかも起こりやすいので、やはり規定の3V以上はやめたほうがいいね。
なので、今後の慣らしとしては、「3Vで8時間」、これを目やすに回していきます。
ハイパーでもマッハでも、これで1500万回転以上、傷つけにくく、熱もそこまで熱くさせず。
高磁力化して、ドライスタートをさせず、終わったら接点復活+オイル。
この流れをODN流の慣らしとしていきます♪
これで戦えるといいなぁ。
次回はモーター慣らし編最終回!
慣らし用のシステムを作ります!
ではでは。