モーター慣らし、以前やったやり方はすごく効果があります。
しかし、とても時間がかかります。
12~15時間くらい?1日3時間づつで4,5日はかかります。
どうにか時短できないか、といろいろさぐっていたのですが。
簡単に言えば、ブラシ削りが早くなればいい。
つまり負荷と抵抗が増えればいい。
でも物理接触の部分は触れない、それがルール。
・・・トルク?
強制的にトルクを上げることで、無理やりブラシへの負荷を上げます。
モーターのトルクは磁力、磁束力。
磁力を上げてあげれば、トルクをかけることができます。
(実際は少し話が違いますがw)
じゃどうすれば磁力を上げられるか?
モーター内の磁石の磁力を上げる、「着磁」を考えたのですが、フェライト磁石の磁力は基本、素材の力の限界まで着磁されているらしく。
この道は不可能。
いろいろこの道を探してたときに見つけたのが、メルカリで見つけた、このモーター慣らし機。
モーター接続場所を「あるパーツ」2つで挟む感じで使うようで。
この慣らし機、性能などは何も書いてなく、「この意味がわかる人だけご注文ください」と書いてある。
そのパーツ、銀色の2つの円形のパーツ。
…ネオジム磁石だろうと、目をつけました。
ネオジム磁石は現存の磁石の中で最強と言われる磁力を持つ磁石です。
どれくらいか、というと大きめのサイズの2つをくっつけたら、人間の力じゃ剥がせないくらいw
扱い間違えると、指を挟んで、本当に怪我します。
それくらいの、超強力磁石。
俗に言うレアメタル、ネオジウムを使った磁石です。
試しにこいつをつかって慣らしてみよう!と。
まずはホームセンターで小さめのものを2つ、買ってきました。
(これで800円!?高いぞ・・・)
試しに2つをくっつけてみる・・・ぜんぜん剥がせないw
これはやばい、と。
これを直接モーターにつけて、回して見ます。
(間接的のほうがよさそうですが、めんどいので(^^;)
まずそのままポン付で回してみて、28000回転のHDP。
この時点でけっこう当たりモーターなんですがw
ネオジム2つを直接くっつけて、3V入れて見ます。
・・・29000回転。
落ちると思っていた回転数が上がりました・・・なんか不思議。
HDPは実はまだ磁力方向への強化には耐えられそうな感じに見えます。
まぁ分解できない以上、どうにもならないですが。
このまま2Vで慣らして見ます。
いつもの扇風機+ヒートシンクで試しに3時間回して見ました。
音がすごいw ガリガリギュワーギューン!!w
これ大丈夫なのかと・・・
終わったときの回転数は28000ほど。
あんましかわらんなぁ、と少し落胆したのですが。
ネオジム外して指で軸を回すとゴリゴリ感がすごいw
トルクのあるモーターは指で回したときに抵抗があるといいます。
これ、今までにないくらいのゴリゴリ感で。
ちょっと期待しながらもう少し回して見ます。
+3時間、合計6時間回してみて。
このとき、モーターを触ってみたらかなり熱い。
モーターピン触った時は火傷する!?ってくらいの熱さ。
やばいと思って少し冷まして、回転数を見てみる。
29000回転。
そしてびっくりなのがブラシの削り粉。
モーターの隙間から飛び出して、モーター周辺を汚していたんです。
こんなこといままでなかった。
とりあえず洗浄しようと洗って、油をさして、回転数を測ったら。
30500回転!来た、30000rpmオーバー!!
しかも指で回すと、ゴリゴリ感は残っています!
マッハも試してみよう!
開けポンでこいつも32000!?なんかやっぱ最近のロットってめっちゃ回る気がするw
こいつはもう面倒だから一気に6時間だ!w
36500回転までいきました。
やっぱり最近のモーター、やけに回る気がします。
慣らしの良い悪いよりも、なんかモーターが良くなってる気もw
今回はモーターを開けての実験ではないので、目視での確認はしていないですが。
とりあえず充分といえる結果になってると思います。
(HDPは元が当たりモーターな気もしますが(^^;)
まだ走らせてはいないので、試走してみてまた結果を書きますね。
ちょっとおもしろいかも、高磁力慣らし。
もう少し研究してみます。
ではでは。