ミニ四駆作ってみた

ミニ四駆に復帰していろいろと。

ミニ四駆作ってみた〜その285 「実験:モーターの限界を知る その4」

モーターシリーズ、最後はこれです。

 

接触抵抗

 

接点という部分、ミニ四駆にはいくつかあります。

モーターのコミュテータとブラシ。

それ以外にも電池とターミナル、ターミナルとモーター端子。

これら全て、接点です。

 

電気の通り道で接してはいるのですが、ハンダ付けなどされてるわけではありません。

 

実はこの接点、めちゃくちゃ重要です。

まず、接点は電気回路的に見ると抵抗」なんです。

ここで電気を消費してしまうし、熱をもったりもします。

ここの電気抵抗を下げることで通電効率がよくなり、多くの電流が流れるようになります。

 

ではどうしたら接触抵抗を下げられるか。

手段は3あります。

 

接触圧力

強い力で密着させることで電気抵抗下がるんです。

なので実はモーターのコミュテータとブラシの関係はここにも響きます。

ブラシを削りすぎると物理的な抵抗は下がりますが、接触圧力も下がってしまい、通電効率が落ちます。

ギリギリの塩梅を狙いたいです。

また、モーター端子接触部分や電池スロットも圧力を高くかけるようにすると、通電効率があがります。

よくターミナルの隙間にブレーキ挟みますよね?

これは電池が外れにくく、もあるのですが圧力高くして通電効率を上げる働きがあります。

 

接触面積

接触している面積が広ければ広いほど通電効率がいいです。

ブラシは全面で当たるくらいまでは削るべきで、それには今回の実験結果からだと1600万回転以上は回す必要がある、ということになります。

他の端子も広い面積であたるように工夫するといいわけです。

ちなみにこの1600万回転ですが、ハイパーダッシュプロとパワーダッシュ、スプリントダッシュまではブラシ素材が一緒なので同じかと思います。

マッハとハイパーダッシュ3は、ご自分の手でご確認くださいませ♪

(この2つは銀入りカーボンです、噂によると2018HDPも銀入りだとか?速いわけだ・・・)

電池とターミナル、このあたりも少し工夫すると・・・?

 

ケミカル

通電効率を上げるモノをいろいろ塗ります。

例えば接点グリス

これはタミヤ純正品もありますので、ターミナルなどにはこれを使うのがいいでしょう。

あとはナノカーボンとかも電気回路やオーディオマニアには人気高いです。

モーター内には接点復活材の類もよさそうです。

ただし、洗浄でも言いましたが、可燃性のあるものは危険です。


【ミニ四駆】モーター内の様子

こんな感じで、モーター内は火花が出ています

燃えるケミカルはほんとに燃えるので・・・危険が危ないです。

(たまにモーター焦がしたりしてる方がいますが、これが原因の1つだと思う)

このあたりは研究の価値があるので、いろいろ試してみましょう。

火の元だけはお気をつけを(^^;不燃性のものでお試しください。

 

こんな感じかな。

最後はモーター以外の話も入っちゃいましたが(^^;

いいモーター、育成していきましょう!

 

ではでは。




ブロトピ:ブログ更新情報