ミニ四駆作ってみた

ミニ四駆に復帰していろいろと。

ミニ四駆作ってみた〜その368 「モーターのブラシを考える」

アクアの進捗が滞っているのでw

少し別考察です。

 

モーターのブラシの素材、何種類あるか知ってますか?

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・・・3種類です。

銅ブラシ、カーボンブラシ、そして銀入りカーボンブラシです。

 

  • 金属(銅)ブラシ
    ライトダッシュ、ライトダッシュプロ、ハイパーダッシュ2
  • カーボンブラシ
    ハイパーダッシュプロ、パワーダッシュ、スプリントダッシュ
  • 銀入りカーボンブラシ
    ハイパーダッシュ3、マッハダッシュプロ、JC記念ハイパーダッシュプロ

※基本ダッシュ系モーターのみの考察です 

 

何が違うのか。

 

 

 

金属ブラシ

銅の薄い端子で整流子(コミュテータ)を挟んでいます。

実はカーボンより通電効率がいい(電気抵抗率が低い)のですが。

接点圧が弱く、薄く弱いパーツで耐久性が低いです。

接点圧の低さと面積の小ささから、電流量は低くなるそうです。

基本的にダッシュ系モーターではライトダッシュしかないのであまり考えることはないのですが。

ハイパーダッシュ2だけが別物で特殊な存在になります。

現行のハイパーダッシュ3と同等の磁力とコイル性能を持っていながら総電流量が低い。

つまり電池の減りが遅いのと、電池の性能差が出にくいという利点があります。

たとえばハイパーダッシュ2はアルカリ電池でもニッケル水素電池でもほとんど性能変わらないです。

ジャパンカップなどの決勝まで勝ち残るとアルカリ支給されてしまうのですが、ここでも性能差がない走りができたり。

メリットはあるモーターですが、片軸専用なのと入手が困難なのと、壊れやすいのがネック。

 

カーボンブラシ

金属ブラシより接点圧が高く面積も広いため大電流が流れます

それでいて摩擦抵抗も金属より低く、コミュテータに傷がつきにくく、壊れにくく長寿命

総電流量が大きいので、電池性能で差がでます。

いい電池を持っていればいるほど、走りに影響が出ます。

デメリットはモーターの回転数が高ければ高いほど電池の減りが早い

当然といえば当然ですがw

現行のカーボンブラシはかなり性能がいいみたいです。

 

銀入りカーボンブラシ

金属の中でもっとも電気抵抗率が低いのが銀です。

この銀を含むことで、カーボンの通電効率を上げることができています。

つまり通常のカーボンブラシよりさらに大電流で回せることになります。

片軸のトルク云々の話はHDPHD3の差なのかも?とか個人的には思ったりも。

ここで出てくるのが、ジャパンカップ記念のHDPです。

こいつも銀が入っていますので、電池性能が高ければ普通のHDPよりも回るようになるのかと。

ただもちろん、慣らし方や個体差があるので、100%とは言えません。

欠点は通常カーボンより柔らかいので減りが早く、短寿命になるはずです。

マッハは限界まで慣らしてるとすぐ死んでしまう・・・(TT

 

こんな風に、ブラシだけでもいろいろ考えられますよね。

回転数や素材慣らす時間とかも変えるべきだと思うんですが、あまりこういう話聞いたことないですよね。

この辺り考えてみるのもおもしろいですよ♪

 

ではでは。




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