ということで完成しました、「炎武王」です♪
スペック:
シャーシ:MA(電池落とし)
- ボディ:ネオファルコン
バンパー:
- フロント:ATバンパー(ピボット)
- リア:0軸アンカー
ローラー:
- フロント:上段:13mmAA、下段:12-13mmW
- リア:上段:19mmプラリン、下段:19mmAA
タイヤ:
- 前後:スーパーハードタイヤ
- タイヤ径:24.0mm
ホイール
- 小径
その他:
- キャッチャーダンパー
- フロント提灯連動マスダン
- リアマスダン
重量:135g
技術と知識の向上で、今迄にない新しいMAができたかと思います。
MAホエイルの新機軸!になれるかしら?(^^;
つか名前まんまかよw
うちには海豹王もいるし王シリーズでいいかな、と(^^;
MAでフルFRPなので、重量はそこそこありますね。
フレキと違ってマスダンも多く必要ですし、ここは仕方ない。
フルカーボンなら130g切るくらいまで行けるかも?
もしくはテイルとヒクオ接続してアザラシステムにすれば軽くできるけど…追々考えます。
初心者でも作れる、を目標にしましたが、中級者に向かいたい初心者向け?くらいの内容になっているかと思います。
ステップアップにいい感じの工作だと思いますので、良ければ参考までに。
あ、リアマスダンですが最初はシリンダーでしたが、アジャストで十分だったので変更してます。
それでは各部の詳細説明も載せておきます。
・ATバンパー
フロントATバンパーですが、あえてフルFRPです。
(簡単制作、という意味もあるのですが)
カーボンで作ると軽量で強固なのになぜFRPか?
たとえばATバンパーの基部プレート。
ここをカーボン2枚重ねで強固するとどうなるかというと。
走りの安定性と基部そのものの堅牢性が上がりますが、ピボットのジョイントとローラー接続穴に負荷が集中します。
こことここです。
ピボット部分は今回、真鍮軸入れてますから強いのですが、そうなるとローラーのとこの穴。
たとえ積層していても、1枚分のプレートで支えているので、ここが曲がる、というか圧で潰れます。
ビスが曲がれば取り替えればいいですが、プレートが曲がったら作り直しです。
しかし基部がFRP1枚だと、負荷がかかったとき柔軟に「しなる」ので、負荷が1箇所に集中しません。
この「負荷分散」は丈夫なマシン構築の基本として考えるべきで、このマシンは随所に組み込まれています。
MAは特に硬いシャーシなので、しっかり考える必要があります。
フレキの欠点の1つに「走りの再現性が低い」ってのがあります。
シャーシがねじれるので、毎回同じ走りをさせるのが難しい、というものです。
MAはシャーシ側は問題ないので、ギミックに余裕を持たせても大丈夫!
…だと思いたいです(^^;
1点、注意点があって、負荷がかかる場所や、そこに近い部分のねじ穴を座具ってはいけません。
リアユニット付け根やATバンパーとアームの接続もそうですが、こういうとこ座具ると強度落ちて折れてしまいます!
・キャッチャーダンパー
前後マスダンがあるのに、キャッチャーダンパーまでつけています。
いつもマスダンレスマシン作ってる人がなぜ?みたいな。
こいつの目的は制振性よりも姿勢制御です。
両軸マシンの欠点の1つに「ジャイロ効果」があります。
ジャイロ効果:
- 外部からのモーメントが加わっていない限り、自転軸の方向を保つ性質
普通に走ってジャンプしてもあまりわからないんですが、顕著なのが右コーナーからのジャンプ。
マシンが左方向に傾きながら飛んで行きます。
左壁からの反動を受けて飛ぶので、モーターの回転方向に合わせてマシンが横に回転しようとします。
飛行機のプロペラ機も1軸だとこれがあるので操縦が難しいのだとか。
これは両軸、縦置きモーターマシンの宿命でどうすることも出来ません。
なので「外部からのモーメントを加える」必要があります。
それが提灯とキャッチャーダンパーです。
ジャイロなどでで横回転しようとする力を、縦方向の力で相殺して、マシンを安定させます。
こんな理屈です。
次回は走らせて実力チェックです!
3レーンスペシャルのMSフレキにどこまで対抗できるか!?
ではでは。