リアを作っていきます。
リアバンパーに使うバンパーは最近流行りの…
LGバンパーを使ってみます。
ただ、試しに組んでみていくつか気になった点が。
- パーツ点数が多く少し重い
- ゴムのテンションが低い
パーツ点数はプラスペーサーやカラーナット使えばいいけど、ゴムのテンションは難しそうで。
複数のゴムを巻くこともできないので、スライドが緩すぎる感じになる。
これをストッパーで制限する感じで使うのが一般的なのかな。
しかしこれは昨今のアンカーもそうなんだけど、自由な動きの制限になってるのね。
アンカーは元々「多層化ジェルボール」を目指して作られたもので。
前後左右、力がかかったらどんな方向にも柔軟に可動して。
尚且つ平面ではスライドのみしかしない。
こうなるべきなのです。
それを目指して、少しアレンジしてみました。
それがこれだ!
原型留めてないな…
モノとしてはアンカーに近い動きをします。
友達に見せたら「LGっつうかアンカーだね、0軸アンカー」と言われたのでw
0軸アンカーもしくは、Non-Pole(軸無し)アンカー、NPアンカーとでも呼びますかね。
作り方を解説します。
0軸アンカー基板:(難易度:★★☆☆)
用意するパーツは下記です。
- マルチ補強プレート(直プレート)
- ボールリンクマスダンパー(FRPのみ)
- マルチワイドリアステー(カーボン)
- リアブレーキステー
- 19mmゴムリングx1〜3本
まずリアマルチ、このプレートだけはカーボンが必要です。
というのもMAのリア接続部分は幅が狭く、プレートを支えにくいんです。
MSと比較するとこんな感じ。
なので、FRP1枚だと簡単に折れます。
ここだけはカーボン必須です。
で、今回使うカーボンはJC用の最近発売されているものです。
中央の幅が広く、穴が縦に2列あります。
この前列の穴を使います。
そしたらリアマルチのサイドを切り落とします。
こんな感じ。
この上にボールリンクFRPと直プレートを乗せますが、こんな風に加工してください。
ボールリンクFRPをワイドブレーキのこの幅に合わせて切ります。
出来るだけキッチリが望ましいので微調整してください。
直プレートは真ん中の3つ穴部分だけ切って使います。
穴から外に1.5mmくらい余白を残してください。
あと切り落とした両端も後で使うので取っておいてください。
ついでに面取りしておいてください。
こんな感じで可動が丸くなるように削っておきます。
3枚の加工が終わったら、この形で組み上げてください。
下に1.5mmスペーサーを挟んで位置を調整してますが、ここスペーサーの高さでバンパーの高さは調整してください。
そしたらここにゴムリングを通します。
1.5mmと狭いので、爪楊枝とか使って頑張って通しましょうw
0軸アンカー本体:(難易度:★★☆☆)
使用パーツは、
- フロントステー(弓FRP)x2
- 19mmAAローラー
- 19mmプラリングローラー
です。
まず2枚の弓FRPを貼り合わせてください。
それをこの形に整形します。
9mm部分は切り落とし、全体的に細くなるように。
整形できたら、直プレート同様に面取りしてください。
角を出来る限り丸くしておいてください。
これやらないと、ゴムリングがすぐ切れちゃいます。
そしたら中央付近に穴を2つ開けます。
治具としてワイドブレーキをこんな風に付けて…
この穴の位置でドリルで穴開けです。
そしたら裏側から座具って、皿ビスを入れて。
表に1.5mmスペーサーを入れてロックナットで締めます。
皿ビスは完全に埋めてください。
少しでも出ていると、スライドの抵抗になります。
これで完成。
ローラー関係は最後にまとめて行います。
0軸アンカー組み付け:(難易度:★☆☆☆)
まず基板部分通しておいたゴムリングに。
バンパー本体通します。
これがけっこう大変!w
面取りしっかりやっておかないと、この時点でゴムリング切れます。
このゴムリング、最大2本まで入れられます。
2本いれるとかなり可動が硬くなりますが、1本切れた時の保険になったり。
あともう1本、この後に入れるので、保険が欲しい方だけ増やしてください。
で、通すとこんな感じに。
直プレートと弓が当たるところにグリス塗っておくと動きがよくなります。
これだけでも十分動くんですが、ちょっと緩いので。
緩めで使いたいときはこれでもいいけど…2本以上ないと切れたとき心配です。
ので、もう1本追加します。
直プレートの前後に引っ掛けて、バンパーの上を通します。
こんな感じになります。
ユニットが出来たのでシャーシに取り付けます。
まずリアの穴。
ここも2mmで貫通、拡張します。
(というかここ、貫通してないのね…知らなかったw)
そしたら大ワッシャーを入れて、ネジを通し、ロックナットで締めます。
貫通させて締め付けることで、負荷が分散されて壊れにくくなり、メンテ性も上がります。
また皿ビスでなくワッシャー使うのも丈夫に作るためです。
座具ると耐久性が落ちるのと、ワッシャーを使うことで締める力を拡散して負荷分散させます。
この部分、ほんとに弱いので出来るだけ手間かけて強くしてください。
あと、少しだけ前側のロックナットがシャーシに干渉します。
ので、シャーシ側を少し削ってください。
たぶん0.5mmくらい削ればOKです。
取り付けたら、各種ローラーを配置して。
直プレートの残りパーツでアンダーガードを作れば…
はい、0軸アンカーの完成です♪
めちゃくちゃぴったりに全てが収まるのでビックリですw
ここのピッタリ感ヤバいw、なのでネジ数少なくできてます。
MSでも搭載可能だけど、MAのがキッチリ具合が最高だなー
アンカーだとここまで前に詰められないし…MAで最適なリアバンパーになったかと思います。
作業工程自体もアンカーより少なく、軽量で簡単。
アンカーはキノコの位置出しが何気に難しいですよね…
タイヤ装着:(難易度:★☆☆☆)
あっと、シャーシ組むときにタイヤ書いておいてつけてなかったので、ここで付けちゃいます。
とくに変わったことはしてなくて、
- ホイールを1.8mmで貫通し72mm中空シャフトを使用
- タイヤを瞬間接着剤でホイールに接着
してるだけです。
これをつけると・・・
こんな感じになりました。
少しギア慣らしのために空転させて置いておきます。
ということで、どうだったでしょうか。
これでシャーシ周りは完成したので、次回は制振関連、提灯とテイル周りです。
ではでは。