以前、アルミホイールはいいぞ!
みたいなこと書きましたが、今回はホイール重量のお話。
たとえば、自分で履く靴は軽いほうがいいと思いますよね。
足への負担が減り、疲労もしにくくなるはず。
タイヤ、ホイールの軽量化というのも同じところに理由があると考えていいかと。
でも、度が過ぎるとダメなんです。
ウォーキングシューズって実は「ワザと」重くしてあるのですが、何故でしょうか?
靴の自重を使って足の上下運動をラクにさせ、着地時に加速し過ぎを防ぎ、衝撃が足に大きく加わらないように重量が足に意識させ、着地をスムーズにさせます。
意識的フライホイール効果、と言ったところでしょうか。
またモノが動く、動き続けるには、動き出しに多くの力を必要とし、そのあとは慣性も加わります。
この慣性力はマシンが前に動く力と、タイヤが回転して生まれる遠心力にも働いています。
遠心力には部品の重量が必要になります。
遠心力があるとグリップが上がり、慣性と相まってラクに最高速度を上げられることになります。
逆を言えば、遠心力が得られない場合はモーターに依存してしまう。
つまり、加速にも燃費にもよろしくないことに。
つまり、タイヤとホイールの軽量化は遠心力を低下させ、転がりとその持続力を低下させる。
実車でいうとフライホイールを軽量化しすぎると良くない、というのと同じだと思います。
もちろん欠点として、遠心力がついた状態で高速回転していれば、それを止めるのに大きな力が必要になる、=ブレーキの効きが悪い、そして動き出しにチカラがいるので再加速にも時間がかかる。
…まぁ要は塩梅なのですがw
アルミホイールの重量は、ミニ四駆が120gとすると、その1割に相当します。
実車の場合、1000kgに対して50kgほどですかね?つまり0.5割。
ミニ四駆のアルミホイールはかなりの重量があるのかな、と思います。
ただミニ四駆の場合、ステアリングがなく、重量でブレーキに差もほとんど出ない。
再加速性能の部分だけが問題になるのかも。
なので中径アルミホイールならハイパーダッシュ、大径アルミホイールならトルクチューンなど、トルクを重視した構成にすることで威力を発揮するのかな、と思いました。
ではでは。