ミニ四駆作ってみた

ミニ四駆に復帰していろいろと。

ミニ四駆作ってみた〜その205 「ホイールの重量、考察」

以前、アルミホイールはいいぞ!

みたいなこと書きましたが、今回はホイール重量のお話。

 

たとえば、自分で履く靴は軽いほうがいいと思いますよね。

足への負担が減り、疲労もしにくくなるはず。

タイヤ、ホイールの軽量化というのも同じところに理由があると考えていいかと。

 

でも、度が過ぎるとダメなんです。

 

ウォーキングシューズって実は「ワザと」重くしてあるのですが、何故でしょうか?

靴の自重を使って足の上下運動をラクにさせ、着地時に加速し過ぎを防ぎ、衝撃が足に大きく加わらないように重量が足に意識させ、着地をスムーズにさせます。

意識的フライホイール効果、と言ったところでしょうか。

 

またモノが動く、動き続けるには、動き出しに多くの力を必要とし、そのあとは慣性も加わります。

この慣性力はマシンが前に動く力と、タイヤが回転して生まれる遠心力にも働いています。

 

遠心力には部品の重量が必要になります。

遠心力があるとグリップが上がり、慣性と相まってラクに最高速度を上げられることになります。

 

逆を言えば、遠心力が得られない場合はモーターに依存してしまう。

つまり、加速にも燃費にもよろしくないことに。

 

つまり、タイヤとホイールの軽量化は遠心力を低下させ、転がりとその持続力を低下させる。

実車でいうとフライホイールを軽量化しすぎると良くない、というのと同じだと思います。

 

もちろん欠点として、遠心力がついた状態で高速回転していれば、それを止めるのに大きな力が必要になる、=ブレーキの効きが悪い、そして動き出しにチカラがいるので再加速にも時間がかかる。

 

 

 

まぁ要は塩梅なのですがw

 

アルミホイールの重量は、ミニ四駆120gとすると、その1割に相当します。

実車の場合、1000kgに対して50kgほどですかね?つまり0.5割。

ミニ四駆アルミホイールはかなりの重量があるのかな、と思います。

 

ただミニ四駆の場合、ステアリングがなく、重量でブレーキに差もほとんど出ない。

再加速性能の部分だけが問題になるのかも。

 

なので中径アルミホイールならハイパーダッシュ、大径アルミホイールならトルクチューンなど、トルクを重視した構成にすることで威力を発揮するのかな、と思いました。

 

ではでは。