おじゃぷろ氏が考案し、これまでいろんな方々の手で改修され、進歩してきたホエイル。
ホエイルがどのようなシステムなのか、作ってみてやっと理解できた気がします。
ただ、ホエイルを紹介、説明しているページってやっぱりあまりないんですよね・・・いやあるはあるんだけど、詳細説明がないのよ。
あたし自身も、自分で調べて、作ってみて、なるほどな、となる部分が多かったです。
また、けっこう周り見てみると適当なホエイルっぽいマシンが多いなぁ、とか思ってます…
なので、あたしが知った知識などを備忘録兼ねて残しておきますね。
・ホエイルとは?
そもそもここからですよねw
何気におじゃぷろ氏の説明が抽象的で難しいのですよね…(^^;
ホエイルって定義、実はけっこう曖昧だったりします。
尻尾あれば全部ホエイルと思ってる人もいましたし…(^^;
おじゃぷろ氏は「明確な基準はないけど、スタイル、概念はある」としたうえで、
- 矢のようにきれいにまっすぐ飛ぶように
- 強い制振性を意識する
- ズレた際の補正能力を高める
と解説されてます。
これらがあって、ここから運用、検証、そして開発されていった系譜のマシンがホエイルシステムと呼ばれる、呼んでいいマシンとなります。
・矢の性質とは?
以前説明した「蛇行振幅運動(アーチャーのパラドックス)」ですかね。
ピボットで後ろに衝撃を逃がしながら0スラで加速していく感じ。
通常のマシンはレーンを弾くように進みますが、ホエイルは緩やかな蛇行運転をします。
いなしながらの加速がスムーズに連動すると、小径タイヤでも速度負けし難い感じです。
・制振性
フレキの制振性、それとアイアンテイル。
合わせてマスダンの可動の3つで制振性を得る仕組みです。
ただ、制振できているならどんなユニットでもいいと思います。
フレキも尻尾も、マスダンだってなくてもいいと思うよ。
なんらかの手段で制振性を得てください。
・調整(補正)力
回帰性、ジャンプからレーンへの復帰時、乗り上げたりした際の調整力です。
これはフレキとATバンパーの2重式の回帰システムが強み。
またレーンチェンジ時のフロントヒクオ連動の鬼スラスト化も調整力になると思います。
総じて「捻じ込み力」とでもいうのか、それがめちゃくちゃ高いシステムです。
唯一の弱点はデジタルコーナーか。
ATバンパーの補正力が仇となって減速が激しい。
逆言えば、デジタルコーナーのないコースでは真価を発揮できるかと。
長くなっちゃったので、細かなシステム説明は次回に!
ではでは。