アクアのアクア足る理由、それがアクアティックアーム。
フロントバンパーをなくす代わりに、シャーシの真ん中あたりにアームを作り、そこにローラーをつける。
ミニ四駆はハンドルがないので、コーナーリング中はこのローラーで支えて走るわけですが…こんな位置だとコーナーに前輪が当たってしまうのでは?と気になる方が多いと思います。
最初に説明しましたが、当たりません。
ほんと面白い仕組みです…おじゃぷろさんマジ天才か…
ではさっそく作ってみます。
使うパーツは下記です。
- FRPマルチワイドリヤステー(カーボンでも可)
- FRPワイドプレートセットx3セット
- 13-12mmローラー用ゴムリング
- 13mmAAローラー
- 12-13Wローラー
- 各種ネジ、ロックナット、真鍮軸
- スペーサーいっぱいw
- 銀バネ
こんな感じです。
まずリアマルチ。
ここだけはできたらカーボンのほうがいいです。
1番負荷がかかるところなのと、滑りがいいので。
とりあえずFRPで作りますが、最終的にはカーボンにします(^^;
まずこのあたりでカット。
そうしたらこの位置に1.5mmスペーサーを逆さロックナットで付けておいてください。
あと、あったらでいいんですが、ここにパッシングシールを貼っておくと可動が良くなります。
次にワイドプレートをこれくらいのサイズでカットします。
(本家はAR用のサイドステーで作ってるっぽいです)
上2枚は積層して接着、もう一枚は縦長の穴の真ん中を裏側から座ぐり加工。
積層したパーツの縦長の穴の中心を3mmに拡張し、プラローラー用の真鍮軸を埋め込む。
瞬間接着剤でガチガチに固定し、はみ出た部分はヤスリで削り落とす。
12-13Wローラーをキャップスクリューで付けるのですが、下段を12mmにすることでインリフト対策になります。
このローラーを付ける穴を自分で開ける必要があるのですが、以下2点に注意。
- ローラー幅が105mmに収まるように
- ローラーが前輪にかからない位置に
そして下側のみベアリングブッシュをつけ、上側は通常の小ワッシャーをつけます。
これはユニットをギリギリまで薄くするためです。
上側もベアリングブッシュにすると厚みが大きくなるんです。
この1mm未満の調整が後で効いてきます。
これにアンダーガード用のプレートを付けるんですが、スペーサーの配置はこうです。
これでピッタリかと。
キャップスクリューの頭が出る部分、少し座具っていて、ベアリングブッシュがメリ込むようになってます。
組み上げたパーツを最初にカットしておいたマルチFRPの斜め溝にネジ止めします。
本家はゴムリングを挟んでさらにAT力を上げてるんですが、今回は剛性を取るために直につけます。
そうしたら13mm用ゴムをこんな感じにつけてください。
本家はもっと内側の穴にスペーサー入れてつけてるんですが、この作り方だと上手く可動しなかったので、ゴムの張力を稼ぐためにこの位置のスペーサーでテンションかけます。
これでこんな風に可動できればOKです。
そう、アクアティックアームはピボットではなく、スラダンなんです。
これ作るまで気づかなかったです…この斜め溝のこんな使い道、思いつかないよ。
アームができたらシャーシに乗せるのですが。
フレキのねじを上に伸ばし、ロックナットで止めると、標準ギアカバーのこの部分との間にちょうどいい傾斜ができます。
ここ。
ここに乗せることで適度なスラストがつけられます。
ただ、アームの真ん中あたりが当たるので、ギアカバー含め少し削り込む必要があります。
こんな感じ。
かなり細く強度的に心配なので、ここだけはやはりカーボンにしたほうがよさそうです。
乗せたら銀バネと逆さロックナットで締めます。
ということでアクアティックアーム、完成です♪
しかしめっちゃしんどいですわ、これ…
この可動を出すための工夫を作り込むだけで1ヶ月かかったよw
とりあえずこれで行きます!
最後はボディ!今回もアバロア作っていきます♪
ではでは。