ホエイルシステムは現時点でVersion5まであります。
その中で3.xと4.0は作っています。
これね。
1は古い規格なので作りませんが、残りの2.0と5.xは作ってみたいのです。
ただ、5はまだ未完成なシステムなので…まずはVersion2、MS2.0通称「アクア」を作ってみます。
作る前に、いつも通り考察から。
■アクアとは
ホエイルシステムの中でももっとも不思議なマシン。
ある意味でホエイルという名前はこいつのためにあるみたいな、そんなマシン。
まず、フロントバンパーがありません。
バンパーカットなんてもんじゃなく、まったくないんです。
フロントバンパー、つまりフロントローラーなしでどうやって走るのか。
ここで出てくるのが「アクアティックアーム」です。
言葉で説明するなら、マシン中央に設置したATバンパー、ですかね。
つまりセンターローラーとリアローラーで走るんです。
しかしそれだとフロントのタイヤがむき出しということに。
コーナーでフロントタイヤがレーンに触れてしまわないのか?と思いますよね。
…当たらないんです。
なぜならこんな仕組みだからです。
これすごいですよね。
やっぱりおじゃぷろさんすごい。(語彙力
この仕組みのメリットとデメリットを考えてみます。
メリット:
- コーナーの突っ込み
コーナーでマシンに横Gがかかるのが遅い、つまり突っ込みが速くなります。
コーナーリング中は減速してるはずですが、そのコーナー自体を短くできるイメージ。 - コーナーでのマシンの向き
アクアティックアームのピボットは仕組み上、コーナーリング中に広がるのだと思います。
つまりローラー幅が広くなる。
これによってマシンが内側を向くことになり、コーナーの内側を走ることができる。 - リアイン
ジャンプ時、フロントから突っ込むとレーンにタイヤ直撃とかあるのでw
基本リアから着地するマシンにする必要があるかと思います。
デメリット:
- フロントから入るマシンが作りにくい
タイヤがレーンに乗り上げるので、コースアウトの危険性が格段に上がる。 - フロントブレーキがつけにくい
もしくはつけられない。
このあたりを少しいろいろ変えてみようと思っています。 - リアが垂れる
リアユニットが長いのでフレキの作りが悪いと垂れやすいです。 - スラストがつけにくい
これが一番の問題なのかと思います。
どうしたらいいんだろう・・・
これらメリットを活かせて、デメリットが出にくい、そんな構築を目指していきます。
次回はシャーシ作りから始めますね。
ではでは。