強度と剛性、同じ風に考えてる方がけっこういらっしゃいます。
これ、違う話でございます。
・強度:モノ自体の硬さ
どこまで力をかけたら壊れるか
・剛性:変形に対する性質
力をかけた時の変形のしにくさ
ミニ四駆の場合、主にシャーシに対して使われる言葉だと思います。
なのでこんな感じになります。
- 強度:シャーシの種類と材質
種類によって作りが違います。
古いシャーシのほうが設計が古い、なので耐久性などが考えられておらず、強度が弱いことが多い。
また、素材種類によって強度、硬さが変わります。
カーボン>ポリカ>ノーマル
くらいの順番ですかね?
- 剛性:シャーシの種類と軽量化
シャーシの種類もあります。
硬い種類のシャーシといえば、AR、MS、MAなど。
旧シャーシのS2などは最初から柔かい、剛性の低いシャーシです。
なので、ARやMAを使う場合、剛性を抜くために、軽量化と合わせて捻れるような工夫をする。
(MSはフレキがあるので(やろうと思えばARもできるけど)置いておきますw)
ただし、軽量化は強度を放棄する可能性もあります。
たとえば、フロントバンパーを軽量化してホネホネ状態にしたら・・・
壊れちゃいますよね。
実車なんかの場合、あえて柔らかく設計して、強くするような方法もあるのですが。
ほぼ全てがプラ素材のミニ四駆でそれはほぼ不可能かと思うので考えなくていいかな。
他にも。
- 強度と剛性に相関関係はあまりない
- 強度高いからって薄くすると剛性下がる
- 部材の強度は断面積に比例
- 剛性は捻りだけでなく、伸び、曲げなどがある
何をどうする、に関しては走行性能に対しての塩梅になるので決まったセオリーはないです。
でも、自分に、マシンに合った強度と剛性を搭載できるといいですよね。
ではでは。