マスダンの動きってどうなってるか?
これを正確に記載しているページって探した感じなさそうなので、少し書いておきます。
・自由落下検証は意味ない?
ミニ四駆の制振性確認のために、一度はやってみるアレです。
「がっしゃん!がっしゃん!」
ある程度高さから手を離し、ミニ四駆を落として着地の性能を見る、ってやつ。
これが自由落下の検証になりますが、あまり意味はないと言われています。
まったく意味がないわけじゃないです(^^;
以下、説明します。
マスダンの可動って、マスダンに対して無重力状態を作り出してるのと同じで。(厳密には少し違う)
エレベーターに人が乗ってる時、ワイヤーが切れたら…中の人は浮きます。
基本あれと同じと思ってください。
同じことがマシンでも起こるのであれば、マシンを空中から離したら、マスダンやヒクオが浮き上がるハズですが…動いて見えないことがあったり。
動かなくても着地の衝撃でマスダンが打ち上がって、落ちて、衝撃を吸収しますが、この動作だとマスダンの運動を有効活用出来ていないので、勿体無いのです。
逆に打ち上がる動作の反動で、マシンが跳ねちゃうことも。
本末顛倒ですよね(^^;
動かないマシンは基本的にマスダン可動部分に抵抗がある、ってことになります。
- ビスのミゾにマスダンが引っかかる
- ヒクオの締め付けなど可動が渋い
など、このあたりのクリアランスチェックをするべきです。
まずここを解決する必要があります。
やり方としてはいくつかあると思います。
・ピン打ちにして抵抗を少なくする
ベストな対応ですが、ピン打ちはけっこうめんどくさい(^^;
・マスダンをザグる
長澤くんの動画がわかりやすいです(^^;
【ミニ四駆】マスダンパーの細かい話。30歳で復帰するミニ四駆その366
これ、ピンにビス使うならめっちゃ重要で。
絶対にやっておくべきです!
金属削る環境があるのであれば、少し穴自体を拡張してもいいかと。
やり過ぎると変なブレの原因になるので気をつけて。
・ビスのネジ溝を舐める
ピンにしてるネジのミゾをヤスリかけちゃうw
けっこう有効だけど、分解できなくなる可能性があるので注意。
パテで埋めたりもいいのかしら…タミヤパテならレギュもOK?w
・ヒクオにリフター仕込む
最近流行ってますよね、リフター。
でもすごく効果ありますね…ヒクオが開きやすくなります。
ヒクオ使うならやっておくといいかと!
・ピンのフッ素加工
やり方はググってくださいw
とはいえすごいです…
ケミカルは嫌う方も多いですが、興味があれば是非に。
ギアに使う人もいるので、レギュ違反にはならないと思うです…
また、実際のミニ四駆がジャンプするとき、
- 走る:前方に慣性
- ジャンプ=上に浮く
- ジャンプ下降=落下
と、前進から上昇します。
とどのつまり「パラボリックフライト」ってやつです。
(飛行機で急上昇から自由落下して無重力体験飛行するやつね(^^;)
ジャンプも無重力状態をマスダンに作ってるんですが、ただ落とすよりも無重力状態が長くなるので、浮きやすくなります。
(正確には運動量保存の法則から慣性推移が起こってる)
前方への慣性はマスダンにも同じようにかかっているので、垂直落下と条件はほぼ変わりません。
空気抵抗が若干あるので明確には違うけど、ってくらいかな。
(ジャンプ前にブレーキがあると前後慣性推移の荷重移動があるけど考えないw)
走行時をシミュレーションする、という意味なら「放物線を描くように投げる!」が正解!
・・・壊れるっちゅうのw
なので、軽くでいいんですが、上に浮かせるように投げるのがテスト的には正解です。
気持ちフワッとさせるように手を離す感じ?w
マスダンがスムーズに可動するマシンであれば、垂直落下でもマスダンは動くハズです。
逆に動いてないならクリアランスの確認をすべき。
あと落とす向きも。
頭下がり、尻下がり、水平落下。
斜め落下も混ぜて6パターン!
得意な落下パターンがあるなら、その状態で着地しやすいジャンプができるように調整する、と。
上手く可動できれば制振性が格段に上がるので。
がっしゃんがっしゃん!とチェックしておきましょう。
ではでは。