前回、空力の話をしましたが、ちょっとツイッターで扇風機と測りを使ったダウンフォース実験をした方がいて。
あぁ!これや!とw
ということで、あたしの環境でもやってみました。
ただ、うちのタニタの測りは1g単位でしか測れないので、ちょっとアレですが(^^;
まず使ったマシンとパーツ。
マシン:雷鼓
しっかりウイングが付いているマシンで、それっぽい形をしているので。
何気にミニ四駆って大型ウイングマシンって少ないような?
パーツ:よくわからないウイング
以前、後輩にもらった古(いにしえ)のミニ四駆パーツ群に紛れてたパーツw
これ、1世代ころのパーツらしくwレアもんやね。
でも、複葉ウイングなので、フラップ使ったダウンフォースも生まれやすいのでは?とチョイス。
まず、測りに乗せた状態でドライヤーの風を当ててみます。
なんと0g・・・
いや、たぶん1g以下なんだと思うw
ミニ四駆の形状でドライヤー程度の風じゃこんなもんさ。
あと、風の出所が小さく、マシンの下側に多く空気がたくさん流れると揚力ができちゃうので。
下手するとマイナスの値が出ちゃうw
なので、ぎりぎり平面っぽく当たる角度で風を当ててます。
(いちおうマシン下にも風は入っている)
次にウイングをつけた状態で。
このウイングは接着などしていません。
ただ、置いてるだけw
そのウイングを角度を変えたのと、位置を後ろにずらしたのと、3パターン含まれています。
- 置いただけ:1g
- 角度を付け:2g
- 位置を下げ:2g
なんと2gかかります。
角度を45度くらい、もう少しハイマウントにすればたぶん5~6gは行けそうです。
ドライヤーの風ではどの程度の速度に相応する風力かはわからないですが。
2gというと、1/32スケールで計算すると約64kg。
大人1人分くらいのダウンフォースかかってます。
比較としてF1がどれくらいか、というと。
時速320km/hのときに300kgかかってると言われていますw
嘘やん・・・なにそんなんで走れるのかよw
このダウンフォースを抜けるためだけに120馬力以上必要だとか。
まさにモンスターや・・・
でもミニ四駆はスケールスピードで960km/hで換算重量は5t。
比較できへん・・・w
ただ、速度に対してダウンフォースは2乗比例すると思うので、同じレベルの空力効果があれば2700kgくらいのダウンフォースはかけれることになります。
たぶん、ねw
逆算すれば、同じエアロダイナミクスがあるミニ四駆であれば、最高速度時(30km/h)で82gぐらいまでかけれる。
けっこうかかるんじゃん…ヘビーマスダン10個分だぞ…w
まぁF1と同等の空力設定は無理なので、良くても30gくらいか?
でも、前回の通り、ミニ四駆はダウンフォースをかけちゃダメ、ってものなのです。
なので、基本的にはないほうが速いはずで。
ほんとうにダウンフォースが必要なマシン以外はつけないほうがいいです。
0スラで、空力のダウンフォースだけで走るとかかっこいいけどwスラストより遅くなるはず…
つまりこの検証はやるだけ無駄だ、とw
ぐぬぬーーーーー
…ん?でもちょっと待てよ。
もしかして逆なのか?
ダウンフォースじゃなくてアッパーフォース、必要なのは揚力なのでは!?
飛行機の翼のような形状にして、揚力を発生させ、グリップを抜く。
コーナーはスラストでダウンフォースを得ればいいわけで、たぶん走れるよ。
レース漫画「F」に出てきた「イルカペイント」みたいな!?
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/F_(漫画)
なんぴとたりとも、オラのめぇは走らせねぇべーーー!
これを研究するのはおもしろそう!
俗に言うリフティングボディか…ミニ四駆でできるのかな…スケールスピード的には行けそうなんだけど。
軽量化は限界あるけど、空力で軽くする、という発想はなかったのでは?
これはやってみたいね…いい研究材料ができたw
ではでは。