ミニ四駆作ってみた

ミニ四駆に復帰していろいろと。

ミニ四駆作ってみた〜その138 「新マシン考察その11、ガブリアス号、解説」

前回完成したガブリアス号こと「鮫肌(さめはだ)」。
いったいどんなマシンなのか、改めて解説してみたいと思います。

 

地面叩き式マスダンパー

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通称グランドノッカー。
普通のマスダンパーはシャーシのフレームやFRPなどに錘を叩きつけ、着地時の制振性を得るためのものです。
グランドノッカーはその名の通り、地面を叩くことで着地衝撃を拡散し制振性を高めます。
ジャンプ時の重心移動が少ないのでバランスを崩しにくい、衝撃をダイレクトに地面に伝えるのでマシンへの衝撃が少なく、着地からの駆動がスムーズなどメリットも多いのですが、30gの重さと縦向きにFRPがつくので搭載し辛いという欠点が。

 

・ハイブリットフレキ

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フロントに簡易サスシステムの北陸フレキ、リアを普通のフレキシブルなんちゃらにする仕組み。
北陸フレキは簡易サスとして有用なものですが、ショックアブソーバー的な仕組みがないのに跳ねにくいです。
バネの伸縮よりバネの曲がり?を使うので反動が少な目なんですかね。
ただシャーシ全体が上下に可動するのでブレーキ設定が難しい。
一方フレキシブルなんちゃらは制振性、レーンへの回帰性などとても優れていて、ブレーキも設定しやすいが、フロントのスラスト抜けやトルク抜け、センターシャーシのみ可動するので接地した場合の反発力をマシンど真ん中で受けてしまい、跳ねることが。
ハイブリットにすると、センター+フロントが同時に沈む動きになるので、着地衝撃のポイントが前方に行きます。
これを北陸部分で吸収。
ブレーキはリア側は設定しやすいので北陸のみよりは困らない。
回帰性はリアだけでもフレキシブルに動く部分があればフロントも大丈夫だよね、と。
ほんとにいいとこ取りのハイブリットな仕組みです。

 

・マッハダッシュモーター
両軸モーターでは最速のモーターですが、速すぎてなかなか使い難いモーターです。
鮫肌は電池「抜き」で車重160gと重く、このモーターでも抑え込めるのではないか、と。
この鮫肌はマッハダッシュを使うために作ったマシンといっても過言じゃないです。

 

・4:1ギア+中径ホイール
マッハダッシュは回るモーターですがトルクはそこまで強いわけではないです。
なので加速力を落とさないよう、4:1ギアを使います。
タイヤは少し削りたかったのですが、フレキだと標準中径より落とすと最低車高のレギュレーションに引っかかる可能性がw

 

・フロントワイド化+リア低摩擦

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いつもはリアをワイドにしてフロントを狭くし、コーナーを速くするのですが、こいつはフロントワイドトレッドです。
理由はコーナーでのブレーキ力に期待してです。
トレッドが狭いほどコーナーが速い、ということは逆も然り。
マッハダッシュなので減速する仕組みが欲しかったのです。
他にもフロントにゴムリングローラーにしてブレーキ力を高めています。
リアはスライドしやすいように、あとジャンプの飛距離を落とすためにローフリクションにしています。
フロント支点にリアが動く的な。

 

 

 


この組み合わせの相性や如何に?!

組み合わせ的に矛盾してる部分もあるのですが、まぁあとは走らせてから考えます(^^;
実験楽しいです♪

 

ではでは。